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第二百九十九話『プレイヤースキル』

「グオオォォォォォ!」

『ハイエリートウィザード』は『疾風』を受けて消滅した。


「すごい」

瑠璃が驚く。


「すごいわね」

水晶も驚く。


「魔法を発動させるのを読んでたっちゅーことかいな!」

珊瑚は驚く。


「そう、止まってる的になら当てることができるからね!僕も成長してるんだよ!」

僕はそう言って笑った。


---

「よし、もう一体はまかせた!」

僕が美少女格闘家のサラと美少女魔法使いの奈緒子に言う。


「オッケー!」

「わかりました!!」

サラと奈緒子が僕に言う。


「よっ!」

サラがクッと膝を曲げて、掛け声をかけながら、ジャンプした。


「サラキーック!!」

サラはそう言いながら、『ウォーゴーレム』の頭に向かって蹴りを入れた。

すると、『ウォーゴーレム』の頭が光、クリティカルであることが表示された。


「『弾道予測 - レーザーサイト』」

奈緒子はサラの攻撃の間に、自分の攻撃の弾道を表示するスキルを発動させていた。


「ファイヤーショット!」

奈緒子はその表示された弾道予測を元に、『ウォーゴーレム』の硬直が解ける時間とファイヤーショットが敵に届くまでの時間を予測して、炎の魔法を発動させた。


その炎は真っ直ぐと『ウォーゴーレム』に向かっていった。


「グオオオォォォォォ」

『ウォーゴーレム』はサラに頭に魔法攻撃を受けた。そしてクリティカルと表示される。


そして、『ウォーゴーレム』は消滅した。


「どうだ!珊瑚ちゃん!うまくなったでしょ!!」

サラは珊瑚にむかってビシっと指を見せた。


「たしかにすごいな」

珊瑚は頷く。

僕達は前回彼女たちとあったときからはかなり成長しているはずだった。全員が自分の特徴を活かした戦い方ができるようになっていた。


「すごいわね。全員が自分のプレイヤースキルを活かすようになっている」

水晶はつぶやく。


「プレイヤースキルってなに??」

サラが水晶に聞く。


「ゲームの腕前のことね!最近のゲームはガチャやレベルが重視されているけれど、それとは別に腕前のことをプレイヤースキルと呼ぶことが多いわ!」

水晶がサラに説明する。


「なるほどなるほど!」

サラが水晶の説明に頷く。


「サラちゃんは言うまでもなく身体能力ね。VRゲームにおいて、この能力は群を抜いて大事だわ、あんなすごい身体能力がある人いないわ」

水晶は言う。たしかにそうだ。全国大会優勝レベルの身体能力だからだ。


「そして、ジュンくんは、ゲーム知識ね。豊富な知識によって、モンスターの行動を読んで事前に動いているわ!」

水晶が僕を褒めてくれている。なかなかうれしい。


「そして、特筆すべきは奈緒子ちゃんね。モンスターのモーションを読んでいるわ。これはプレイヤースキルとしては最強と言われている技術ね。」

水晶は説明した。


「え?そんなすごかったの奈緒子ちゃん!!」

サラが驚いた。


そう、奈緒子はそんなすごかったのだ。

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