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第二百八十六話『魔法使いとオートモード』

「そうだよ!サクラちゃん!超速攻すごかったよ!!また遊ぼうね!」

とサラが言う。


「うん!」

とサクラはにっこり笑って言うとスタート地点に飛ばされた。

同時にアキラとレイラもスタート地点に飛ばされたのだった。


「よくもサクラちゃんたちを!許さないんだからね!!」

とサラがモンスターに対して言った。


---


「ねえ、ジュン!なんでサクラちゃんたちは負けちゃったの??」

と美少女格闘家のサラが僕に聞く。


「うん、いろいろあると思うんだけど、基本的には攻撃力が低かったからだよね」

と僕が、超速攻チームのサクラ達の戦いから考察する。


「攻撃力が低い??」

と美少女格闘家のサラが僕に聞く。


「そう、もっと詳しくいうと、ギリギリの攻撃力でそのあとの敵の攻撃を考えずに戦っていたからだね」

と僕がサラに説明する。


「なるほど、だから『ディフェンスアップ』で防御力をあげられて、必勝パターンが崩れてしまったんですね!」

と話を聞いていた美少女魔法使いの奈緒子が言った。


「そうなんだ」

と僕が言う。


「でも、そんなかんたんに攻撃力なんて上げられるの?」

とサラが僕に聞く。


「うん、方法はあるよ・・・」

と僕はつぶやくと、奈緒子がそれを遮る。


「クリティカルですね」

と奈緒子が言う。


「クリティカル、顔とかに当てると発生するやつね!」

とRPGに慣れてきたサラが言った。


「そう、サラちゃんはちゃんと狙えるとして・・・私の問題ですね・・・」

と美少女魔法使いの奈緒子が言う。


「え?奈緒子ちゃんの問題??」

と美少女格闘家のサラが聞く。


「正確には、魔法使いの人が基本的に使う、オートモードの問題だね。オートモードで狙うと確率的にしかクリティカルが出ないんだ!」

と僕が言う。


オートモードとは、体の動きをそのまま読み取るのではなく、普通のゲームの用にターゲットを選択してコマンドを入れるモードだ。魔法使いの人は戦闘中はこのモードにする人が多い。


「え、そうなの、マニュアルモードの私みたいに狙えないの?」

と美少女格闘家のサラが聞く。


「そう、魔法使いのオートモードは、外さない変わりにクリティカルがないんだ。マニュアルモードだと外す代わりにクリティカルがある」

と僕が言う。


「そんな仕組みがあったのね!」

と美少女格闘家のサラが驚く。


「この機会に、マニュアルモードでやってみるといいよ、奈緒子!」

と僕が言う。


「え、いいんですか??」

と奈緒子が言う。

そう、彼女は後方支援、いままではミスをするために安全な方を選んでいたのだろう。

だけど、彼女はモンスターのモーションを読むという彼女特有のセンスを持っている。それを活かすのに、マニュアルモードになれておく必要がある。


「うん、ミスっても気にしないで!その時は僕が守るよ!」

と僕は笑っていった。


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