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第二百八十三話『ディフェンスアップ』

「『ハイスピードリザードマン』が動き出す前に倒しちゃおう!」

と言いながら、一番動かれると厄介な『ハイスピードリザードマン』を最初にやっつけることにしたらしいサクラたち。


「了解!」

「了解よ!」

とアキラとレイラが答える。


「よし、行くわよ!一瞬で終わらせてあげるんだから!」

と言いながら、サクラ達は走りだした。


彼女達は走る。

そう、彼女たちの基本戦法『超速攻』

タイミングを合わせて三連撃を与える戦術だ。


「でたね、超速攻」

と僕は呟いた。


彼女たちの三連撃、超速攻は団体戦は一体ずつ順番に一斉に攻撃するべきという戦術の基本をしっかり守って、敵をどんどん減らしていき有利に進めるという戦術だ。


ダダダッと二人は『ハイスピードリザードマン』に向かっていく。


「準備はいい?」

とすでに、『ハイスピードリザードマン』の対角線上に一度っているはレイラは、二人に聞きながら、弓を引く。


彼女の弓矢攻撃を避けて、モンスターに当て、さらに連続で攻撃を与えるのが彼女達の超速攻。

そのスタートを弓矢使いのレイラが切ろうとしている。


「オッケー!」

「大丈夫!」

と、剣士のサクラと格闘家のアキラが答える。

そういつものように、超速攻の態勢に入った。


「行くわよ!」

とレイラが言おうとした瞬間・・・


『ディフェンスアップ』


と、『ハイエリートウィザード』が魔法を唱えた。


「え!」

とサクラが言う。


「「え?」」

そしてアキラとレイラも驚きを発する。


『ハイパワーリザードマン』が光に包まれる。

それは、防御力が上がっているという事を知らせるエフェクトでもある。


「まずいね・・・」

と僕が呟く。


「あの魔法はなに??」

とサラが聞く。


「防御力が上がる魔法ですね」

と奈緒子が言う。


「え?そんなのなんでかけたの!?」

とサラが聞く。


「それは・・・」

と僕が呟く。


「三連攻撃を耐えるつもりだ!!」

と僕が言う。


しかし、相手の出方によってもう攻撃を変えることができない彼女達はそのまま超速攻をやることにしたら。


「行くわ!」

とレイラがいつものように、矢を放つ。


ビュッと矢が飛んで行く。

その矢を二人が避ける。


「グエェェェェ」

と『ハイエリートウィザード』は唸り声をあげる。


「はい!」

とそこにアキラがしゃがみキックを放つ。


そして、その倒れたところにサクラが上空から剣を突き刺す。


「いつもだと、これで終わりだけど・・・」

と僕が呟く。


防御力が高くなっている、『ハイスピードリザードマン』はそれではやられなかった。

直後、格闘家のアキラに剣で斬りかかる。


「うあぁ!」

とアキラが叫ぶ。


「アキラ!」

とサクラが叫ぶよりはやく、『ハイパワーリザードマン』がサクラに近づき、攻撃し、サクラを吹き飛ばした。


「グエエエェェェ」

と『ハイエリートウィザード』が叫んだ。

そう、反撃開始だと。そういう意味を込めて。

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