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第二百八十〇話『同点』

「よし、最後の一体も、ちゃっちゃと倒すわよ!」

と剣士のサクラが行って走りだした。


「わかった」

と格闘家のアキラが言う。


「わかったわ」

と弓矢使いのレイラが言う。


「グエェェェェェ」

と『ハイスピードリザードマン』がうなる。


そこに向かって、アキラとサクラの接近戦担当の二人が走っていく。その後ろに遠隔攻撃担当のレイラがしっかりと位置をとっていた。


ググググーッとレイラは弓を引く。


「いくわよ!!」

と準備が出来たレイラは二人に合図をだす!


「了解!」

「わかった!」

と剣士のサクラと格闘家のアキラが返事をしながら行動に移る。

サッとアキラはしゃがみ、バッとサクラはジャンプする。

そう、これが彼女たちの攻撃。超速攻。


そして、その二人が上下それぞれに動いた瞬間にレイラの射線が通る。


「グエェェェェ」

とその瞬間、レイラの矢が『ハイスピードリザードマン』に突き刺さる。

そう、前の二人に注目していたモンスターはいきなり飛んで来る矢にとまどいを隠せない。


その瞬間を二人は逃さない。


「いく!」

とアキラが言いながら足元に蹴りを放つ。


「グエエェェェェ」

と更に『ハイスピードリザードマン』が唸る。


「ナイス!アキラ!」

と、言いながら上空から剣を突き刺すアキラ。


「グエェェェェ!」

と言いながら『ハイスピードリザードマン』は消滅した。


「よし!倒したわよ!」

と、サクラが自信満々でこちらに微笑みかける。


「すごい、失敗しないねぇ」

これはかなり難しいことなのだ。

彼女たちは毎回当たり前のようにやっているが、かなりレベルの高いコンビネーションでだれか一人のリズムが狂ったら失敗してしまうレベルの高い技だ。


一方のうちのチームも動き出した。


「奈緒子ちゃん!」

とサラが言いながら走る。


「はい!」

と奈緒子はサラにタイミングをあわせる準備をする。


「グエェェェェ!」

と待ち構える『ハイスピードリザードマン』に対して

バチィッといつもどおり『雷迅 - ライトニング』を発生させて、ジャンプして、後ろに回り込むサラ。


「よっ!!」

と言いながら、モンスターの後頭部に拳を叩き込む。


グラっと、前に倒れ込む『ハイスピードリザードマン』に向かって炎の弾を発生させる魔法『ファイヤーショット』を放つ奈緒子。


「グエェェェエ」

と『ハイスピードリザードマン』が唸る。

しっかりと硬直状態がとけたところに魔法を叩き込んだのだ。


あたらとは違って毎回違う避け方をするサラ。

そしてそれに合わせてしっかり魔法を当てる奈緒子。

この二人もかなり上達しているのだった。


そして、しっかりと僕達も『ハイスピードリザードマン』を倒したのだった。


「なかなか、やるわね!」

と剣士のサクラが言う。


「よし!ぎりぎり同点?」

とサラが笑う。


「そうね!勝負は最後のステージね!」

とサクラが言って僕たちは第三ステージに向かった。

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