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第二百七十一話『ハイスピードリザードマン』

「よし!同時くらいね!」

と剣士のサクラが言う。


正確には僕らの方が速かったけど、負けず嫌いっぽいサクラはそういった。


「うん!やるねサクラちゃん!」

と、サラが微笑む。


「次のステージで勝負ね!」

と剣士のサクラがにっこり笑ってそう言った。


「さてさて、次はどんなモンスターかなー!」

と、サラが楽しそうに言う。

どんどん強い人の戦い方を見て、自分の戦い方に組み込んでいるサラだった。どんどん強い敵と戦えるようになっているという実感があるのだろう。


「お、見えてきたね!」

と僕が言う。


「あ、また『リザードマン』?空前の『リザードマン』ブーム?」

とサラが笑う。

そう、出てきたのはまたしても『リザードマン』。

しかし、前と一緒ではなかった。


「うん、でも色が違うね」

と僕が言う。


「そうね、『ハイスピードリザードマン』だわ・・・これはめんどくさいのが来たわね!」

と剣士のサクラが言う。


「ハイスピード?!前出てきた『スピードリザードマン』より速いってこと?」

とサラが僕に聞く。


「そうだろうね!ハイスピードリザードマン三体か・・・」

と僕が言う。


「どのくらい速いんでしょう?」

と奈緒子が僕に聞く。


「そうだね、『スピードリザードマン』は『リザードマン』より速い程度だったからそんなにめちゃくちゃ速いというイメージはなかったけどね・・・」

と僕が言う。


「さて、サクラどうする?」

と弓矢使いのレイラが剣士のサクラに聞く。


「とりあえず一番左のを狙ってみるわね!」

とサクラが言って一番左の『ハイスピードリザードマン』に向かって走っていった。


「じゃ、私も!」

と言って格闘家のアキラもそれに合わせるように一番左の『ハイスピードリザードマン』に向かっていった。


「グエェェェェ!」

と一番左の『ハイスピードリザードマン』は唸った。

彼女たちを待ち受けるようだ。


そして、残りの二体の『ハイスピードリザードマン』は


「やっぱりこっちに来たわね!」

と弓矢使いのレイラが言う。


そう、アタッカーの狙いはどうしても、遠隔攻撃担当になる。近づいたらかなり有利な展開になるからだ。


「あ、速い・・・!」

と僕が『ハイスピードリザードマン』の動きを見て言う。

そう、『スピードリザードマン』より全然速い動きだった。


「あ、レイラちゃんが二体に狙われてる!!ハイスピードリザードマンずるい!!」

とサラがひきょうだぞー!と言いながらぷんぷん怒ってる。


「ありがとうサラちゃん、でも大丈夫だよ!」

とレイラがサラに対して言う。


「二体の敵も走ってよけるつもりか・・・?」

と僕が呟く。さっきはそうやって、『アーマードリザードマン』の攻撃をさっとレイラが避けたからだ。


「しかし、この二体相手は難しそう・・・」

と僕がかなりの速さでうごく『ハイスピードリザードマン』を見ながら言う。


「ふふ、こうするのよ!」

とレイラがスキルを発動させた。

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