表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
271/368

第二百六十九話『動かない的』

「了解!」

と僕が言う。


作戦は簡単だった。

残り2体のうち一体はサラと奈緒子、もう一体は僕というものだった。


「いくぞ!」

と僕はSSSランクの武器『神の剣 - デュランダル』を構えた。


『疾風』

と僕が言う。


SSSランクの武器『神の剣 - デュランダル』につく光の斬撃が飛んで行くSスキル『疾風』を発動した。


キイィィィィィンと、デュランダルに光が集まる。


僕が狙っている『アーマードリザードマン』はこちらに注目していない。

そう、つまり動いていない的だった。


「それなら、当てられる」


と大きく、デュランダルを振る。


ギィィィィィンと、光の斬撃が『アーマードリザードマン』に向かって飛んでいった。


そして、しっかりと当たった!!


「グエェェェェ!」

と『アーマードリザードマン』が呻き声を上げて消滅した。


「よし!」

と僕が言う。


「ナイス!ジュン!」

とサラが言う。


「え?なにあの武器??一発で『アーマードリザードマン』を倒したんだけど!」

と、剣士のサクラが驚く。


「すごい」

と格闘家のアキラが言う。


「すごいわね!」

と弓矢使いのレイラも言う。


「宝箱で当てたすごい武器なのかしら?」

とサクラが言う。


知らないのも無理は無いSSSランクの武器『神の剣 - デュランダル』はSSSランクだけあって、存在すら曖昧な最強の武器だ。


そう、それこそまさに伝説と言える。


「動かない敵ならしっかりあてられるようになってきたなぁ、なんだかんだで、うまくなってきたということだなぁ、ただ、この二人の上達が早過ぎるからあれだけど・・・」

と僕が言いながら、その二人を見る。サラと奈緒子だ。


「いくよ!奈緒子ちゃん!」

と、言いながらすでに走っているサラ。


「はい!サラちゃん!」

と、それをしっかりと見ている奈緒子。

いつでもサラに合わせて魔法を放つ準備が出来ている。


『雷迅 - ライトニング』


とサラは言いながらスキルを発動させる。

電撃をまとうスキル『雷迅 - ライトニング』。

これを格闘家の靴に纏って、電撃を使いながら、地面を蹴る。


「よっ!よっ!」

と言いながら高速で走りながら近づく。


すると、『アーマードリザードマン』は武器を大きく掲げて、サラを待ち構えていた。


「あ!上があいてない!!」

とサラが言う。


そう、前回は、『アーマードリザードマン』を飛び越えて、後頭部を叩いていた。しかし、今回は振り下ろす武器が邪魔で、上を通り抜ける事が出来ない。


「じゃぁ、仕方ない!」

とサラが言いながら、『アーマードリザードマン』が振り下ろす武器を避けるように横に飛ぶ。


そして、そのまま、もう一度反対方向にとんで、『アーマードリザードマン』の後ろに回りこんだ。


「いくよ!奈緒子ちゃん!」

と言いながら、サラが『アーマードリザードマン』に後ろからパンチを打ち込んだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ