表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/368

第二十七話『二重跳躍 - ダブルジャンプ』

その瞬間に、奈緒子が微笑みサラにこう言った。

「さて、サラちゃん、次は私とショッピングですよ!!」

「そうだった!!」サラが約束を思い出した。


「でも、どこでするの、この街にあるの?」

「一応この町にもショッピングできるところはあるんだけど、奈緒子が言うような可愛らしい、洋服は次の街に行ったほうがいいかもしれない。」

サラの疑問に応える僕。


「そういうものなの??」

「うん、ここは、『ラスト・オンライン』の四大フィールドのうちの1つ、森と湖のフィールド『レイクス』なんだけど、今いる所はその中の『始まりの町』で、『冒険者の街』に行ってしまった方が良いかもしれない」

と説明を続ける。


「じゃあ行こう!」

相変わらず即決即断のサラ。


「うん、ちょうど、みんなのレベルも上がっていて、肩慣らしに、ちょうど良いかもしれない。」

「そうですね、いろいろな技も試してみたいですし、行っちゃいましょう!『冒険者の街』でかわいいお洋服を買いましょう!」

奈緒子も同意する。


「そう、あなた達、もう行っちゃうのかい??寂しくなるわね」

「そっかぁ」

食堂のおばちゃんが、言い。サラがおばちゃんに返事をする。


「ねぇ、ここには、もう戻ってこれないの?」

「そんなことないよ、簡単に戻ってこれるよ。一度、行った街には、『ワープゲート』が貼られてすぐ戻ってこられるようになるんだ」

と、僕。


「そうなんだ!!すごい!!おばちゃん、また来れるって!」

「そうね、いつでも遊びにいらっしゃい!」

「うん!」

と元気よく返事をした。


「じゃあ、いくね!」

と、サラは食堂のおばちゃんに挨拶し、いつまでも手を振っていた。


「じゃあ行こう、この『森の道』を通って、抜けると『冒険者の街』に着くんだ」

「おー!!冒険っぽい、いよいよ、本格的な冒険がはじまるのね!」

と、僕の説明に、腕をシュッシュッと動かし、誰でもかかってきなさいとぶつぶついいながら、わくわくを表現するサラ。


「そういえば、レベルが結構上がってるから確認しよう!」

僕がそう言い、みんながステータス画面を表示し、確認した


サラ

職業:格闘家

Lv1→Lv15

HP:15→287


奈緒子

職業:魔法使い

Lv1→Lv14

HP:14→262


ジュン

職業:格闘家

Lv1→Lv16

HP:24→320


「かなり、上がってるね。HPが10倍近く上がってる、これは捗る!」

「これで、ビシビシ、攻撃できるわね。そういえば、新しいスキルがついてるみたいなんだけど!」

と言うサラ。


「おぉ!なに??」

「『二重跳躍 - ダブルジャンプ』というのを覚えてるんだけどこれなに?」

僕の質問に応えるサラ。


「それは、サラにピッタリなスキルだね」

「ほんとですね!」

と僕が言い、奈緒子も両手を胸に持ってきて、少し上げて、喜びを表現して同意した。


「そうなの!?!?」

二人のリアクションに、サラは不思議そうな顔をした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ