第二百五十一話『エリートダークウィザード』
「よし見えてきたね!次のステージで決着をつけよう!」
と僕が行って、次の第三ステージに進んだ。
「きたきた!次のモンスターは・・・三体?」
とサラがモンスターの姿を見て言う。
「また、『ダークウィザード』さん??」
とサラが聞く。
「うん、『ダークウィザード』が2体だけど、片方色が違うね!」
と僕が言う。
「ジュン!それは!『エリートダークウィザード』なんだぞ!」
と、籠手弓矢のアスカが言う。
「エリート??エリートってあのエリート?」
とサラが眼鏡を上げてキラーンとあげるポーズをする。
とうぜんサラは眼鏡をつけてないので、エア眼鏡だ。
「そう、『ダークウィザード』のなかの『ダークウィザード』なんだぞ!」
とアスカが言う。
「そうか、それは厄介だな・・・」
と僕が呟く。
「厄介?そうなの??」
とサラが聞く。
「うん、もう一体を見て!」
と僕が言う。
「あ、『リザードマン』!」
とサラが言う。
そう、『ダークウィザード』と一緒に現れたのは、前回のステージにも出てきた『リザードマン』だった。
「そう、『リザードマン』が出てきたと。つまり、『アタッカー』が含まれてるんだ。前回までの流れ、『ダークウィザードジュニア』三体、『ダークウィザード』三体、の流れから、キングウィザードと『ダークウィザード』2体という流れだと思っていたけど・・・ここで『リザードマン』・・・」
と僕が言う。
「うん、それは大変なの?」
とサラが聞く。
「そう、連携してくるということだ、さっきのサラで言うと、『ファイヤーショット』2つを避けてる間に横から『アタッカー』が斬りかかってくるって事がありえる・・・」
と僕が言う。
「なるほど・・・それは大変だ!」
とサラは微笑みながら言い、屈伸を始めた。
「でも、楽しそうだね!」
とサラが笑った。
「グオォォォォ」
と隣で戦闘が始まった。
『リザードマン』がまっすぐに籠手弓矢使いのアスカの元に走ってきた。
「うわ!きたっ!」
と言いながら、アスカが『リザードマン』を迎え撃つ。
「グオォォォォ」
と『リザードマン』が剣を振り上げて、攻撃してくる。
「当たらないよーだ!」
と言いながら、側転で、『リザードマン』の攻撃を避け距離を取る。
「おお、やっぱりアスカちゃんすごい!」
とサラが言う。
『二張弓矢 - デュアルアロー』
と、さらにアスカは両手から弓を放つことができるスキルを発動した。
パシュパシュッと両手から矢を放ち、『リザードマン』を攻撃した。
「すごい!ああやって距離を取りながら、矢で攻撃するんですね!」
と奈緒子が言う。
そう、あの機動力で近接攻撃が出来ないデメリットを補っている。
「この方法で『アタッカー』とも戦えるんですね!」
と奈緒子が言った。
だが、その直後・・・
『スローダウン』
『エリートダークウィザード』が、相手の動きを遅くする魔法を発動させた。
「えっ!?」
とアスカが呟いた。





