第二百三十一話『第二ラウンド』
「なかなか強かったー!ランコちゃんたちまた遊ぼうね!」
と、彼女達が戦っていた場所に対してサラは言った。
そして僕達は次のステージに進んだ。
すると、そこにはすでに新しい三人チームが待っていた。
「つぎの対戦相手は君たちなんだね!」
と、新たな美少女はそう言った。
そう、また美少女三人チームだった。
なんとなく美少女が多い気がする・・・けど、運がいいと思うようにしよう。
「また、可愛い子たちだ!」
とサラが言った。
「ほんとですね!」
と、奈緒子が言う。
バッ!
と、その三人組の一人が動いた。
それはかなり機敏な動きだった。
「ダメですよ!おねーさまは私のものです!!」
と、一番小柄な少女が、後ろの美少女を守るように動いた。
「ほうほう。確かに、ジュンからは守った方がいいかも!」
と、チラッチラッとこっちを見ながら、言うサラ。
いったいどんなキャライメージなのだろうか・・・。
「ほんとにそうですね・・・」
と奈緒子も大きく頷いている。
「奈緒子まで・・・どういうこと・・・なの・・・」
と僕が呟く。
この扱いはいったい・・・。いつのまにそんなキャラに・・・。
「やっぱり!!そうではないかと思ってました!!完全にお守りします!!おねーさま!!」
と、更にバッと動く、小柄な美少女。
と、いうことをやっていると、ビシッとチョップが入った。
「はい、馬鹿なこと言わないの!」
と、もう一人の美少女が言った。
「でも・・・サヤねぇさま・・・」
と、小柄な美少女が言った。
「でも・・・じゃない!」
と、その小柄な少女に言った美少女は続ける。
「ごめんね!お馬鹿な子で、でも悪気はないの、許してね!」
とサヤねえさまと呼ばれた少女は微笑んだ。
そして、小柄な美少女はサヤねぇさま・・・とつぶやいている。
「私はサヤカ!このお馬鹿な娘はアスカ、後ろのはエリカ!呼び捨てでいいよ!よろしくね!」
とサヤカは言った。
そして、後ろのエリカと言われた少女はも深々と挨拶した。
「みなさんごきげんよう!よろしくおねがいしますね!!」
とニッコリ笑顔で言った。
「「「おねぇさまだ!!」」」
と僕と、サラと、奈緒子は呟いた!
僕達三人は完全に理解した。
「こちらこそ、よろしく!私がサラ、こっちがジュン、こっちが奈緒子ちゃんだよ!私達も呼び捨てでいいよ!」
とサラが言う。
「よろしく!サラ、ジュン、奈緒子!」
とサヤカが言う。
「おねぇさまは渡しませんよ!!ジュン!!」
と小柄な美少女アスカが言う。
「うん、気をつけるよ!」
と僕は笑った。
と、僕達は挨拶を済ませて、C級英雄ランク戦の第二ラウンドに突入したようだった。
彼女たちはどんな戦い方をするのか、そんなことを思っていると、BGMが戦闘の音楽に変わった。
「さて、早速敵が現れたぞ!」
と僕は言った。





