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第二百三十〇話『回避』

「グエェェェェエ!」

と『エースリザードマン』が吠える。


そして、距離を取ったサラに対して、スキルを発動させるようだった。『獣水鉄砲- ウォーターショット』だ。

大きく息を吸うように、背中を反らせる『エースリザードマン』。


「ふふふ、当たるかな・・・それ!」

と、サラがにっこり微笑んだ。

そう、サラはそれを狙っていたのだった。


「サラちゃん!なにを・・・!」

と奈緒子が言う。


「作戦Bわかった!」

と僕が言う。


「さすがジュン!」

とサラが微笑みながら言う。


キイィィィィィィンと『神の剣 - デュランダル』の回りに光が集る。


「サラは、あれを『避ける』気だ!!」

と僕が言う。


「え?『獣水鉄砲- ウォーターショット』をですか??」と奈緒子が言う。


「グエッ」

と言い。


『獣水鉄砲- ウォーターショット』

を発動した。


すると、『エースリザードマン』の口から、高速の水が吐き出される。

そう、それは、鉄を貫くウォーターカッターのような威力の水圧だ。

サラはその『エースリザードマン』の一挙手一投足を見ていた。


「よっ!」

と、サラは言いながら、『エースリザードマン』のタイミングに合わせて・・・


『避け』た!!


「サラちゃん!すごいです!!」

と奈緒子が言う。


「えっへへー!」

とサラがにこっと喜ぶ。


「ジュンよろしく!」

とサラが言う。


「まかせて!」

と僕が言う。


そう、彼女の作戦はわかっていた。

『エースリザードマン』に大きなスキルを発動させて、そのスキに、僕の斬撃を与えるというものだ。


そのために彼女はわざわざ、距離を取って、『獣水鉄砲- ウォーターショット』を『エースリザードマン』に・・・


『撃たせた』


そして、今まさにそのスキが出来ているタイミングだ!


『疾風』


とSSSランクの武器『神の剣 - デュランダル』についた、Sクラスのスキル『疾風』を放った。


ドカァァァァァン


と、大きな音がして、『エースリザードマン』が消滅して、コインが僕達のもとに飛んできた。


「やった!倒しましたよ!!」

と奈緒子が微笑む。


「ナイスジュン!」

とサラが言う。


「サラこそ!」

と僕がサラに言う。


「作戦Bはサラが引きつけて僕が攻撃するってことだったんだね?」

と僕が聞く。


「そうそう、私が、タ・・・タンク!」

と、サラはこないだ覚えた、敵をひきつけるやくの『タンク』をなんとか口に出して言った。


「僕がタンクをするのが作戦Aなんだね」

と僕が予想して言う。


「そうそう!」

と微笑む。僕のタンクがAでサラのタンクがBなのだった。


「なかなか強かったー!ランコちゃんたちまた遊ぼうね!」

と、彼女達が戦っていた場所に対してサラは言った。


そして僕達は次のステージに進んだ。

すると、そこにはすでに新しい三人チームが待っていた。


「つぎの対戦相手は君たちなんだね!」

と、新たな美少女はそう言った。

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