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第二百八話『傘型中剣 - アンブレラソード』

そして、近づいてきたところで、開いていた、ハサミの部分が、閉まって、『ガーゴイル』を攻撃した。


そして一体目の『ガーゴイル』を倒した。


「すごーい!!おもしろーい!!」

とサラが言う。


「これが『蜘蛛籠手 - スパイダーガントレット』の力!」

と、格闘家のレンコが嬉しそうに言った。

キラーンと、刃が光るように、こちらに見せた。

彼女もまたこのゲームが好きなようだった。


「すごい!おもしろい!!全員が、遠隔攻撃できる特殊武器の使い手なんだ!へー!考えたね!」

と、僕が言う。

全員が遠隔攻撃を持つ、特殊武器を使いこなしている攻撃に振り切ったメンバー構成だった。

普通は魔法使いなどがいないと困る場面を特殊遠隔武器で補っているようだ。


「はっははー!そう、私たちは、特殊武器好きなんだからね!」

とギザギザの剣、『連結中剣 - チェインソード』の使い手のランコが言う。


「うん、すごく楽しい!」

と『蜘蛛籠手 - スパイダーガントレット』の使い手、レンコが言う。


「私の武器の面白いところを見せる前に終わってしまったな・・・」

と、傘使いのリンコが残念そうにいう。


「大丈夫!まだ『ガーゴイル』2体いるんだからね!」

と、ギザギザの剣使いのランコが言う。

そう、今回出てきたのは『ガーゴイル』三体。いま一体目をたおしたところだった。


「そうか、それもそうだな・・・」

とリンコは傘の剣。

『傘型中剣 - アンブレラソード』を構える。


「え?この距離で、届くの??」

とサラが言う。


「あ、もしかして!」

と奈緒子が分かったようで微笑む。


「うん、多分そうだね!」

と僕も答える。


「えー!なに!なに!」

と、サラが悔しそうに言う!

サラの負けず嫌いが発動している。


「慌てなくても見せてあげるよ!これさ!!」

と、傘使いのリンコが、グッと、傘を引いて『投げる』!


「え!!傘投げたよ!!」

とサラが驚く。


「うん」

と僕、そうですね!と奈緒子が頷く。


「傘を『開いて』投げたね!ブーメランみたいに!」

と僕が言う。


そして、大きく開いた傘が2体目の『ガーゴイル』に向かって飛んで行く。

そして、『ガーゴイル』にダメージを与える。


そして、空中を攻撃されて、ふらっと下りてきたところに、ギザギザの剣『連結中剣 - チェインソード』の使い手のランコが斬りかかる。


「とっりゃーーー!!」

と、ランコは言いながら斬りかかって、『ガーゴイル』二体目を倒した。


「すごいすごい!!おもしろーい!!夢が詰まってる!!ゲームの中なら怒られない!!」

とサラが興奮してる。


たぶん全部似たようなことを現実世界で試して、全部怒られたんだろうな、傘を投げたり、メジャーで剣道したり、ヒモで何かを取ろうとしたり、と僕は密かに思った。


「ふっふふー!これが私達の戦い方なんだからね!!」

と、ギザギザの剣の使い手ランコは微笑んだ。

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