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第百九十六話『作戦』

「さて、お一人になられましたな・・・」

と『鬼王のアルバート』が言う。


「つよい・・・つよいけど・・・」

と僕は、呟く。


そして。


「サラと奈緒子の仇はしっかりとる!」

と、僕はSSSランクの武器「 神の剣 -デュランダル 」を構えた。


サラが奈緒子がやられたのをみて怒りに任せて、攻撃してしまったところにカウンターを打たれてやられてしまったのを見て、僕はなんとか必死に冷静さを保っていた。


僕まで逆上して、斬りかかったら、一瞬でやられる。

それは間違いない。

勢いで勝てる相手ではない。


そして、それは許されない、ここまでサラや奈緒子が頑張って掴んだチャンスだ。

もしかしたらC級で四天王を倒せるかもしれないという信じられないチャンスだ。


探す。探すんだ・・・。『鬼王のアルバート』を倒す方法を・・・。


「ふふふ、一番よい動きをしていた、格闘家の少女は倒しましたよ・・・これであなた達に勝ち目はあるまい」

と『鬼王のアルバート』は言う。


そう、一番いい動きをしているのはサラ。

それは間違いない。

しかし、戦いはそれだけでは決まらない。


僕は『鬼王のアルバート』戦い方をずっと思い返していた。

そこにチャンスがあるはずだからだ。

奈緒子を倒した方法。サラを倒した方法。


それらを思い出し、一つの方法を思い付いた。

しかし、必ず勝てるかは分からない。

でもやらないよりはずっといい!


「確かに・・・『鬼王のアルバート』、あなたとかなり実力差はある」

と僕は呟く。


「だけど・・・諦めるわけにはいかない・・・」

とさらに僕は呟く。


「ほう、それは・・・なぜですかな!」

と『鬼王のアルバート』が聞き返す。


「サラがお前を倒したい!と言ったからだ!!」

と、言いながらSSSランクの武器「 神の剣 -デュランダル 」のSクラススキル『疾風』を発動させた。


キィィィィン。


光がSSSランクの武器「 神の剣 -デュランダル 」に集まる。


「『疾風』!!」

と、僕は叫びながら、遠隔斬撃を『鬼王のアルバート』にむかって放った。


『鬼神走脚 - キシンソウキャク』

と『鬼王のアルバート』も筋肉を増強させて、高速移動するスキルを発動させた。

そして、呟いた。。


「残念ながら、それは見ました・・・」


そして、僕の遠隔斬撃『疾風』を避ける『鬼王のアルバート』。


「せっかくのスキルでも、あなたのその太刀筋では、私にダメージを与えることは出来ない。格闘家のお嬢さんのような鋭い動きであればよかったのですが」

と言いながら、一気に距離を詰めてくる『鬼王のアルバート』。


「残念ですがこれでおしまいです!」

すっと『鬼神の剣』を抜いて、突きの構えをした。


そして、『二人にしたように』正確に左胸を狙って、『鬼神の剣』で突いた。


「その攻撃を待っていたんだ!!」

と、僕は叫んだ。

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