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第一話『神の強運』

「いきなり神の剣が出たんですけど」


僕は、あまりの事に震えだす手足を抑えるのに必死だった。


このゲームは超人気ゲーム「ラスト・オンライン」

ついに開発された、VRMMOのゲームだ。

VRMMOなので価格が高いというのに、大人気で当日に200万本販売したという、超革命的ゲームだ。


高校生が買うには、少々高く、親に頼んでも買ってもらえなかったので、正月の休みは全部使って、バイトをして、なんとか買ったのだった。


なかなか買えなかったので、かなり攻略本で勉強していた。

なので下手なプレイヤーより詳しいかもしれない。

早くプレイしたくて、したくてたまらなかった。


攻略本も攻略ページもプレイ動画も全部見たかもしれない。

それだけ楽しみにしていたのだ。

つらいバイトにも耐え。ついにログインした。


このVRMMOというシステムは、寝たままの状態でヘッドディスプレイをつける。そして、手足にもバンドのようなものをはめる。実はこれがコントローラーだ。


「バーチャルウォーカー」

これがこのバンド型のコントローラーの名称だ。

まさにバーチャル世界を歩くための新発明だ。

この発明が世界を変えた。


筋電位。体が筋肉を動かすときに流れる微量の電流。

その昔、ロボットブームの頃、筋電位を使って、パワーを増強するスーツが多数発表された。

その技術を使って、筋力の動きを読み取るのだ。


この「バーチャルウォーカー」の仕組みは、さらに画期的で、逆位相の電気を筋肉に流す。

すると、実際には、体は動いていないのに、動きをゲームが読み取ることが出来る。つまり打ち消し合ってい、実際の体は動かず、動きだけがゲームに伝わる。


つまり、寝ながら大きく体を動かすと、体は動かず、ゲームの中の自分のキャラクターだけが動くのだ。

いままでは、同様のことをやろうとして、脳の動きを読み取る方法での研究が進んでいたのだが、それは難易度が高く、かなり先の未来にならないと実現しないことが分かった。


このバンドはかなり安価に開発することが可能だ。

ただ、筋電位と逆位相の電気を流すのは簡単なことではないため、ソフトウェアの開発に時間がかかってしまったのだ。


そして、満を持して発表されたのが「バーチャルウォーカー」であり「ラストオンライン」である。これは、超大手ゲームメーカーから発表された、30年以上前からある、超人気RPGの最新作でバンド型コントローラとヘッドマウントディスプレイ専用の最新ゲームなのだ。


そして、このゲームは、ところどころガチャ、というシステムが出てきて、武器やアイテム、スキルなどに差が出るようになっているのだ。


このガチャが最初にあるため、何回も入り直す、リセマラ(リセットマラソン)という行為をする人もたくさんいたのだ。


そして、僕が引いたのは

SSSランクの武器

「 神の剣 -デュランダル 」だった。

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