改心します。
気分で書いた中身のない話です。それでもよろしければ、どうぞ。
「駄目よ、逝っちゃ駄目!」
起きて!! という叫びが虚しく木霊する。
――嗚呼、神様。どうかお助けください。
これからは、ちゃんと人に優しくできる子になります。意地悪も、酷いことを言ったらも、もうしません。素直な良い子になります。
だから、だから――この幼馴染みを、救ってください。
「全く。いきなりぶっ倒れるのはやめてちょうだい」
「うん。心配かけてごめんね?」
「……心配なんてしてないわ。迷惑だから言ってるのよ!」
嘘です。すごく心配したけど、迷惑だなんて思ってないわ。
――嗚呼、神様。ごめんなさい。
人はそう簡単には変われないようです。
「あれぇ? なんか最近、この公園キレイじゃね?」
「え? あ、ホントだぁ。夜中に掃除する小人サンでもいるんじゃない?」
「アハハ。いるワケねぇじゃん」
「えへへ」
……他人に早朝の努力を小人扱いされるのは、癪ですが。
それでも、ちっちゃい子ども達が楽しそうに遊んでいるのを見るにはとても気分がいい。
――今は自分が大嫌い。
でも、きっと明日は、今よりも自分のことを好きになれる。
そんな気がする。
少女は、軽い足取りで公園の横を通りすぎて行った。