だいよんわ
いつからであったか、自身の成長のタイミングがなんとなくはわかるようになっていた。そのことを姉に話すと、
どうやらこの世界の生き物にはレベルというものがあり、詳しい条件はわかってはいないが他の生き物を倒したり、
訓練をしたり食事をすると、経験値が上がり、経験値が蓄積するとレベルが上がる。
また、そのレベルが高ければ高いほど強くなれるらしい。そしてレベルが上がると、ステータスが上がったり、
スキルを取得したり、進化や変化を迎えたりするらしいが詳しくはわかっていない。ただ一つ言えるのは、
レベルを上げてメリットこそあれデメリットは恐らくないので上げたほうが得ということであるらしい。
それを聞いてデュカリスはなんだかゲームみたいだなと。それと同時に、
生まれた時から同種の強力な成虫に守られるヴェスパの幼虫でよかったと感じた。
ちなみに、姉のLvは55であり、姫種より若干成長の速い働き蜂の幼虫がLv60以上ぐらいから蛹に進化可能でるようで、
すぐに進化するならもうすぐとのこと。そして女王は恐らくLv120以上らしい。どれくらいすごいのと聞くと、
とにかくすごいとかそのような抽象的な答えしか返ってこない。女王が産卵に専念する前の現役時代を知る
働き蜂から伝わってきた話らしく、この姉も直接見たことはないらしい。
せかいで おかあさまは いちばん つよい ですの
と自慢げに語る姉の言葉を聞いてもデュカリスとしては、姉の話は身内びいきで蜂の本領は集団戦なので、
女王もそこまで飛びぬけた強さではないと考えていたところ、
オニヒルガオやココナッツ☆モンスターも単体で倒せる実力者であり、良くはわからないがここらでNO1てきな称号もあるらしい。
他の蜂に聞く話によると、オニヒルガオはヒルガオの突然変異したようなモンスターで、普段は普通のヒルガオに擬態しているが、
獲物が近づくと。細かい毛のついたツタを振り回したり、花弁でとらえたり毒花粉などを撒いたり、
まれに根を使って移動しながら攻撃を仕掛けてくる。中でも、メインの攻撃手段のツタが曲者で、細かい毛が絡み付き、
少しかすっただけでアウトな代物である。辛うじて強者であり毒が効きにくいヴェスパであるから対抗できるとしても、
オニヒルガオの戦闘による戦死者の話はたまに聞く。危険なモンスターでRANK C-もあるの実力者である。
ヴェスパは通常種の成虫がRANK Bとされているのは、単体より複数であることが多いからであり本来単体ならば若干厳しい。
さらにココナッツ☆モンスターという適当な名前のモンスターはRANK Dのオニヒルガオより低ランクのモンスターであり、
見た目は細長い手足の生えたココナッツに縦のくぱぁ的な割れ目があり中で何かが蠢いているというなんかR18的な風貌である。
高速で回転しながら跳ねまわったり、その割れ目から毒のある爪のようなものを伸ばしてくる。しかし偶に働き蜂が捕獲してくる
ココナッツ☆モンスターは割れ目をかち割ると中身はひどくおいしい。無論ローヤルゼリーほどではないが。
更に進化するとヤシノキングというこれまた適当な名前ではあるが、RANK Bの強力なモンスターに進化する。
だが非常に強力でランクにおいてオニヒルガオを上回るだけのことはあり、棘のある強靭な幹を持ち、
ココナッツ☆モンスターの時と同様見た目からは信じられない回転跳躍運動を行い。棘を飛ばして来たり、
ココナッツ☆モンスターを生み出したりする。しかしなんといっても、その重量を持った巨体が最大の武器であり、
それを伴った体当たりは、高い感知能力と回避力を兼ね備えた蝶系統モンスターでなければ回避は難しくオニヒルガオ以上の脅威であることは、間違いない。
そのヤシノキングにさえ単体で勝ったとお母様を怒らせないようにしようとデュカリスは思った。
後書き オニヒルガオ 植物系モンスター 属性 大地 草 毒
弱点 火 虫 RANK C-
種族特性 柔軟性 毒 毒耐性 高速成長 単体増殖 リンク小
主な攻撃手段 ツタ攻撃 花弁による捕食攻撃 毒花粉攻撃 種子弾 根による縛殺
一見は巨大なヒルガオ。ヒルガオが突然変異でモンスター化したものであり、知能は低いが、獲物をからめ捕る細かい毛がついたツタが非常に強力である。
また、再生力も高く、少し葉をかじられた程度では、数日で治る。
オニヒルガオの群生地は餌が足りなくならない限りヴェスパも好んでは近寄らない。
ココナッツ☆モンスター 植物系モンスター 属性 大地 草
詳しい説明は今度 奇声を上げながら回転しながら飛び跳ねる 激しくうざい。味はスイーツ笑