表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

180度の私

作者: 星屑
掲載日:2013/02/09

コメディーであってんの?

あんたのこと大嫌いだった。

でもいつの間にか友達以上になってた。

あんたとずっと一緒にいたいと思った。


勉強が出来て運動もできてみんなに好かれて性格も良くて…。

そんな結衣が大嫌いだった。

うちが転向する4年生の7月。お別れ会をしてくれたね。仲良くなかったのに。

いろんな人が来てくれた。いろんなものをくれた。

手紙 くまの人形 お菓子 おもちゃ…


仲良くなかったのにもらっても嬉しくなかった。

うちが転校するって聞いて どうせ同情したんでしょ?可愛そうだとか思ったんでしょ?

うちの親友 光と仲良くなって うちは一人ぼっちだった。

だからうちは あんたが大っ嫌い。だった。


中学校が一緒になってやっぱり光と仲が良かったよね。いっつもべったりだった。

だからうちは寂しくなって 美咲と仲良くなった。

やけくそ にね・・・。 友達ができなくていじめにつながるのは嫌だと思ったから。

美咲はいい子だ。誰にでも優しくて、可愛くて 勉強は普通だったけど 趣味があった。

パソコンオタクだったり テレビはあんまり見なかったり 海が大好きだったり・・・。

気が合うと思ったのは ボカロの話をしていたとき。一緒の歌を初めて好きになったよね。

うちは今まで ぼかろを知ってる人に出会ったことがなくて 美咲に出会えて 嬉しかった。

趣味が合う友達と仲良くなれて嬉しかった。

でも美咲は光と仲が良かった。光と というより 光と結衣と。

少しがっかりした。光はともかく 結衣がくっついてることが気に食わなかった。

でも うちは結衣に嫌な表情を見せなかった。…多分。

ここで結衣のことを嫌ってしまえば 仲良くなった美咲とも関係が途切れる気がしたから。

「おはよう。」

何気ない一言は 私を苛立たせる。いい加減気づけばいいと思った中学1年の夏。

『うち あんたのこときらい』うちは言った。言えた。

美咲との関係を崩してしまいそうなのを必死に支えながら 小声でつぶやいた。

結衣は ちょっと怒った感じでこっちを見ている。

そのまんま泣いて うちのキライって いってくれたら手っ取り早い。そう思って更に一言足しつけた。

『怒ってんの?いいよ怒って。あんたに好かれたくないから。あんたのこと 嫌い』

ちょっときつい口調で言った。もうすっきりした。

そのまんま ほっといて帰ろうと考え、後ろを向こうとしたとき。

私の一歩よりも早くに結衣は言った。

「…遅い」

・・・?遅い?何が遅いの?

質問する間もなく結衣は続けた。

「もう夏だよ。夏休みだよ?嫌いなら嫌いって言ってよかったのに!

 なんで今まで自分の気持ち押し殺して うちと喋ってたん?

 自分の気持ちを押し殺していないといけないほどうち 嫌なこと言ったん?

 うちがあんたをそんな気持ちにさせてしまったん?

 ごめん 気づけんかった。てっきり友達って言える関係かと思ってた。

 うちだけ楽しんでたんやね。…うちのバカ。

 あんたがうちのこと嫌いなら 嫌ってていいよ。嫌われる理由はうちにあるとおもうから。」


・・・驚いた。そんな返事が返ってくるとは考えもしなかった。

うちは 驚きのあまり突っ立ってるだけ。まさかそんな返事が返ってくるとは…。

……どうしよう。なんていえばいいのかな?この場を立ち去ろうかな。

・・・長い断默の間 私の体は勝手に動き始める。



コメ よろっ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 実話何ですね〜 私にも似た経験があったような覚えが....
2015/09/29 14:35 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ