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桃太郎

作者: きぬはり
掲載日:2026/04/14

むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。

ある日、おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。

おばあさんが川で洗濯をしていると、向こうから大きな桃が、どんぶらこどんぶらこと流れてきました。

おばあさんは大喜びし、洗濯道具も忘れてうんせうんせと家に持ち帰りました。

しばらくしておじいさんが家に帰ると、なにやら台所にいるおばあさんの服が汚れていることに気がつきます。

「おい、洗濯に行ってきたんじゃなかったのかい?」

おばあさんは驚いた様子で慌てて服を隠し、お風呂の準備と言ってそそくさと部屋を出て行ってしまいました。

おじいさんはおばあさんの様子を不思議に思いつつも、結局少しすればきれいさっぱり忘れてしまいました。


あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。おばあさんが川で洗濯をしていると、向こうから大きくてよく熟れた桃が、どんぶらこどんぶらこと流れてきました。おばあさんは大喜びしました。しかしよく見ると、上半分が切れていて、周りの水が少し赤みを帯びているのです。おばあさんは不思議に思いつつも、それがこちらに流れてくるのを待っていました。

そして近づくにつれ、桃の赤い理由が、熟れているからではないことに気付くのでした。


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