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プロローグ
ようこそ。
こんな辺境の場所に人が来るなんて珍しいね。
会えて嬉しい。
ここに来たという事は物語を読みに来たのだろう?
おや、訝しげな顔をしているね。ここにある作品が面白いか吟味している顔だ。
分かるよ、現代人は忙しい。
では試しにこれはどうかな。
君の趣向は分からないが、この場所にある物の中では比較的誰でも読めるだろう。
とある魔女たちと小さな恋の物語だ。休憩も途中放棄もしやすい。まあ、せっかくここに来たのだから、個人的には最後まで読んでくれると嬉しいがね。
君の『好きな物語』があれば幸いだ。




