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カクヨムを始めました  作者: あじさい
2020年(後編)
15/87

応援コメントの難しさ ver.2

2020年2月11日


 どうも、あじさいです。


 今回は近況報告も兼ねて、1本のエッセイにするほどでもない小ネタ集をお届け……するつもりでしたが、応援コメントについて書いただけで長くなったので、今回は「応援コメントの難しさ ver.2」です。

 位置づけとしては続編にあたるので「ver.2」としましたが、違う角度から斬り込んで「やっぱり難しいんですよね」と着地する訳ではありません。


 今回は、「♡機能って便利ですよね」という話と、「応援コメントの書き方についてとりあえずの方針を立てました」という話をしたいと思います。

 皆さんお察しの通りあまり意味のない話ですが、このエッセイはひとりの初心者が右往左往しながらもカクヨムを使いこなそうと奮闘するノンフィクションなので、こういう回も必要かな、と思いました。


 ……すみません、嘘です。単に書きたかっただけです。




●「♡機能って便利ですよね」という話。


 筆者は「なろう」でもアカウントを作っているのですが、先日、久々に「なろう」で小説を読みました。

 ネット小説大賞の公式Twitterアカウントが優秀な作品として紹介するだけあって、よくできたラブコメだったのですが、その話は置いておいて……。

 筆者はここ数週間ですっかりカクヨムに染まっていたため、使い慣れたはずの「なろう」の仕様を不便に感じました。


 たぶん最近そうなったのだと思いますが、「なろう」でもカクヨムと同じように、作品全体ではなく話や節ごとに感想を送ることが可能になっています。

 とはいえ、どうやら感想は話や節ごとではなく作品全体の感想一覧に並べられるようなので、あまり頻繁に感想を送ると一覧がごちゃごちゃして、書き手さんにとって読みづらくなる恐れがあります。

 ここでの問題は、話や節が単純に面白かったというときに、それを手軽に表明する手段がないことです。

 具体的に言うと、カクヨムで言う♡に相当する機能がないことです。


 「なろう」にその機能がないことを意識したことで気づかされましたが、♡には筆者がすぐに思いつくだけでも3通りのメッセージを込めることができます。

 それはもちろん、「面白かったです」「ここまで読みました」「応援しています」の3つです。

 ♡を押す機能がないと、掲載分を全て読み終えるまでは、そういったメッセージを手軽に発することができず、せいぜいPVを増やすことくらいしかできないのです。

 カクヨムの♡機能って思っていた以上に便利だったんだな、と思いました。


 ただし、「なろう」のことをちょっと擁護しておくと、カクヨムにはない機能があります。

 誤字報告、すなわち、誤字脱字を報告して修正案を提示する機能です。

 この機能のおかげで、読者としては誤字を指摘しやすく、書き手としても指摘された箇所を探す手間が省けます。とても便利な機能です。

 筆者は誤字脱字が気になるタチなので、この機能がカクヨムにもあったらな、と思っています。




●「応援コメントの書き方についてとりあえずの方針を立てました」という話。


 前編・後編に分けるほど長々と悩まされた「応援コメントの難しさ」ですが、最近は割り切ることを覚えるようになってきました。

 そのきっかけの1つは、ラノベ原作の漫画『29とJK』です。

(タイトルとあらすじで良くない印象を持たれる方もいらっしゃると思うのでちょっと触れておくと、ラノベ的な側面もありつつ、良い意味でラノベっぽくない作品だと筆者は思っています。筆者のようなダメ人間にとっては心臓を握りつぶされるような耳の痛い人生観が繰り出されます。そして、主人公の生き様がカッコイイです。)


 この作品の第2巻に、Aさんが作家志望のBさん(共に仮名)の小説を読んで酷評する場面があるんですが、ムキになって反論するBさんを前にしたAさんの独白に、こんな台詞が出てきます。

「ムキになるのはダメな部分に自覚があるからだ。自分では気がつかなかった誤字を指摘されて怒るやつはいない。心の深いところでは、このままじゃいけないとちゃんとわかってるんだ」

 この台詞に背中を押される形で、筆者は多少長くなっても「気になる点」込みの応援コメントを書くことにしました。


 振り返ってみれば、たしかに、筆者が拙作の「気になる点」を指摘されてざわざわした心地になったのは、そこが拙作の弱点だと筆者自身が知っていたからでした。

 そこを直すか、作品の強みとして活かすか、今後書く別の作品に引き継ぐかは、当然ながら読者さんの問題ではなく、筆者の問題です。

 せっかく読者さんが手間と時間をかけて送ってくれた意見なのに、素直に受け取らないようなことがあってはなりません。

 仮に、心がざわざわするから言わないでほしいなどと宣言すれば、せっかくアドバイスしてもらう機会をみすみす逃すことになります。

 そうなれば、筆者は自らを顧みることから逃げ、変なプライドをこじらせることになりかねません。

 やはり、読者として「気になる点」を指摘していただけたことは、間違いなく、とてもありがたいことだったのです。


 もちろん、こんなことを書いたからと言って、筆者は別に、他の書き手さんに「気になる点」を指摘する自分が優れた読者であると言いたい訳ではありません。

 小説については、人それぞれの読み方があります。そして、自作の良さと改善点は自分からは分かりにくいばかりでなく、たとえ自覚してもなお目を背けたくなることさえあるものです。

 ならば、良いと思ったらそう伝え、改善点を見つけたら指摘するのが、同じ苦悩を知る、物を書く者としての誠実な行動ではないか、と考えるようになった、それだけの話です。

 そのため、筆者は最近では、その作品の改善点だけでなく良い点にも今まで以上に目を向けて、なるべくそれを書き手さんに伝えるようにしています。

 自分の読み方がひねくれているだけかもしれないという謙虚さを失ってはいけませんが、しばらくはこの方針を続けるつもりです。


 ……まあ、そんな大袈裟に身構えて宣言するほどすごい指摘をしてきた訳でもないんですけれども(笑)


 読者の皆さんにも、拙作やこのエッセイについて「気になる点」を見つけたら、遠慮なく指摘していただけると幸いです。




 という、まあ、今回はそういうお話でした。

 小ネタ集的な近況報告については、おそらく近い内に書かせていただくことになると思います。

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