不慣れ
頑張って文字に起こしてみました 文章力が無いので意味がわからない箇所があったら 指摘していただけると幸いです できる限り修正いたしますm(_ _)m
「お母さん行かないで… お母さん… 嫌だよ お母さん…」…………
「っ! ゆ、夢か…」俺は小学生のころの夢を見た それはとても辛く 思い出したくもない思い出…
俺は、部屋のカーテンを開け 早朝の薄暗い窓と にらめっこしながら母親がこの世を旅立ったあの病室を思い出す… 大好きだった母親 一番自分を理解し受け入れてくれた母親 高校生になった今でも喪失感を覚えていた。
「母さん…か…」そう呟きながら 居間へ下りる
「廉夜 起きてたのか おはよう 今日は…涼しいな」と父は自分の弁当と俺の弁当を作りながら優しく言う。
それに対して俺は「うん」と小さく呟くように返事をする
父は一瞬 悲しそうな顔を浮かべながら「学校はどうだ? 楽しいか?」と会話を続けようと声をかけてくれる しかし俺は「うん」とまた そっけない返事を返す これがいつも俺と父さんがする会話だ…
母さんの死から、俺は父さんとの間に見えない壁を作るようになってしまったいた。 理由はわからない… それに父さんを嫌いとかそういうことは一切無いんだ! しかし俺は父さんに何を話していいか、昔はどんなふうに話していたか忘れてしまっていた。。。
「あ〜… 父さん今日も帰り遅くなるから… えっと、夕飯…よろしくな?…」
「おう」
父さんの帰りはいつも午前1時とかだ 仕事で疲れているのに朝は必ず早く起きて弁当を作ってくれている コンビニとかで買っていけばすむものをわざわざ手作りで、中学生の時からずっと作ってくれている
父さんには大変だろうからコンビニですませると言っても 「父さんに弁当作らせてくれ、これくらいしか…親らしい事 出来ないから」と頑なに断られる 俺は実際これには感謝している
他の家庭では、家庭の味というものがある人が大半だろう しかし俺の中ではこのお弁当を除けば 家庭の味は存在しない…
父さんはそのことを気にして弁当を忘れずに毎日作り続けてくれているのか… 俺にはわからない でも一つ分かる事がある、、、父さんの作るこの弁当には愛情が詰まっている
その愛情の証に、いつも不格好な弁当の横には、俺へのメッセージが添えられた紙が置いてある。 メッセージには、いつも「今日は自信作だ!」とか「俺の弁当は美味いか?」など書いてある それに対して俺は「ホントだ! 今日は見た目キレイじゃん」とか「いつもどおり」とか 一言返事を書いてから学校に行く それが中学のときから日課になっていた……
俺がぼーっとしていると父さんは「じゃあ、父さん会社行くからな? 戸締まりしてから出掛けるんだぞ?」と言いながら ゆっくりと玄関へ向かう 靴を履くのに手間取っているのか なかなか扉の開く音はしない あまりに遅かったので俺は思わず「仕事行くんじゃねーの? 早くしないと遅れるんじゃない?」と玄関にいる父さんに囁くような小さな声でいう すると父さんはとても嬉しそうな声で「心配ありがとな! もう行くから大丈夫だ 父さん張り切っちゃうぞ〜」と言いながら勢い良くドアを開け走って行った 姿は見えなかったが タッタッタッタ という音が外に響いていた
父さんのそんな姿に驚きながら、俺は弁当を開けて、中を見ると思わず苦笑してしまっていた 「まだ成長しないのかよ」と一人で不格好な弁当を見て呟く 今日は俺が近くにいたからかメッセージカードはなかった 今は午前6時30分 学校までは時間がある 「ゆっくり準備するか…」一人でそう呟きながら 父さんが作ってくれた朝食に手を伸ばす「相変わらずだな」裏が黒く焦げた目玉焼き、ちょっと焦げたウィンナー 大きくて丸いおにぎりこれらを見て思わず言葉が出ていた
「味もまあまあだな…」食べながら呟く その後 TVを見ながら ゆっくりと準備を進めるとちょうど学校へ行く時間になり 「そろそろか」そう呟きながら玄関へと向かう 靴を履こうとしゃがんだとき玄関にメモ用紙が一枚落ちている事に気づいた、中を見ると「廉夜へ いつも父親らしい事してやれなくてゴメンな… 今度は親子水入らずでドライブでも行こうな!」と いつもと違う内容の文章が書かれていた 急いで書いたのか お世辞でも綺麗とは言えない字で書いてあった
「汚い字だな」 俺はそう呟くとルーズリーフノートを一枚出して 「ドライブ約束だからな! 忘れんなよ!」と大きく書き 綺麗に折りたたみ玄関の棚の上に置く
不意に時計を見る「うわっ! やっべーもうこんな時間」と焦りながら靴を履き よくわからないけど嬉しい気持ちでいっぱいだった俺は 誰もいない家に「行ってきまーす!」と普段言わない 行ってきますを元気で言い放ち 父さんと同じように駆け足で学校へと向かう
今回小説というものを初めて書かせていただきました!
書こうと思ったきっかけは 想像力とコミュニケーション能力を上げるための訓練として考えたストーリーを文字に起こして書こうと思ったのがきっかけです
初めて書く物語なので 文章力も ボキャブラも皆無なので、つまらなかったらどこがつまらない面白かったらここ良かったよー とかコメントでご指摘頂けると勉強になりとても わたくしもとても嬉しいです
みや