忍び込んだ子住
次の日、店に入るとネズミがいた。
ネズミはダメだ、様々な病原菌を持ってると思う。
クロ・・・
『了解っス。』
クロはネズミに妖術を放とうとした。
ネズミは必死に何かを伝えようとしてる。
持っているはずの動物会話の異能が発動しない・・・。
『こいつも研究所から逃げ出したキマイラっスね。』
あ・・・魔物か。
『通訳するっス。「やぁ、ボクは菌子住。菌を操るネズミさ、ハハッ。」』
クロ、何で甲高い声なの?
『気分っス。(チキンレース参加)』
菌を操るという事は困った存在ですねー、倒しますか。
(というより、あの子は何て生き物を・・・)
『「ボクは食品に使う菌も操れるんだ。きっとキミの役に立つよ。ボクと契約してくれるかな?」』
よし、契約しましょう。
でも、万が一、病原菌を撒いたらどうしましょうか?
『そうしたら、契約する際に病原菌を撒かない誓約をさせるッス。』
へえーそんなこと出来るんだ。
『出来るっスよ。そういう契約の仕方は双方の合意の元じゃないといけないっスけどね。』
所で、この子は、らっと?まうす?
『どっちでも無いみたいっス。(ルビもバクテリア・ネズミだし。)』
その後、このネズミはクロよりにミックと名付けられキノコや発酵食品を中心に生産をする事になった。