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蝗害1

朝起きると母様と父様が神妙な顔をしていた。


『おはようッス。お二人ともどうしたっスか?』

「・・・飢饉だ。」

へ?

「蝗害が起きたの。作物の殆どがやられたわ。」

「それに・・・」

それに?

「昨日、井戸に毒が入れられていた。毒というよりは呪詛に近くてな。ウタコとジュンコが直ぐに浄化したから全く問題は起きてない。」


え!?そんな事が!?

『まぁ、アタシら昨日は宿にいたっスからね・・・。』

クロ知ってたの?

『風来者の証にある、日報(夕版)を読めば載ってるっスよ。』

日報?

『後で、出し方教えるッス。そんで、アタシらは犯人探せばいいっスか?』

「いいや、日報を読んだ風来者達が独自に調査を始めている。」


『という事は・・・アタシとオウリさんは蝗害の調査と対処をしてこいって事っスね?』

そうは言っているが、クロは白目になりかけ、泡を吹き始めていた。

前に卓状山の深部で蜘蛛型の魔物を見た時に速攻でカタを着ける程、虫が苦手なのに・・・。


「女王として依頼します。風来者、クロ及び王里、蝗害の調査と可能なら対処をして下さい。」

『ブクブクブクブク・・・(了解っス。)』

そんなに嫌なら私1人で行から無理しない来ないでいいのに・・・。


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