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火蓋(フラン視点)


お瓜ちゃんの見合いが終わった次の日、忍者の少女が帝国の女帝から書状を預かっているから国主に渡したいとやってきたのでその対応をする。

前の日に、井戸に呪詛が投げ込まれた騒ぎがあったのに・・・

不吉な事は続くものですね・・・



「そうですか・・・コトちゃんが・・・。」

コトちゃんというのは、幼馴染で名前はコトナガといい、この大陸で帝国を起こした古い友人でドワーフ(矮小族)の血を引く女性である。

書状には『ワシは近いうちに部下に裏切られ、この世におらんだろう。その時は文を持たせた童を保護し、其奴と共に異界から来た童どもを保護してほしい。それと、1人(はぐ)れた者がおる。可能なら探して欲しい。本当に魔王が誕生したのならば、其奴をクホウトから遠ざけろ。奴らの狙いは魔王の首じゃ。』と書かれていた。


魔王の・・・あの子を逃さなくてはなりませんね。



「貴女を正式に亡命者として保護いたします。ただ、この城は居住目的ではなく、災害や緊急時の避難所の様な設備なので、住む場所として提供できません。」

目の前の少女にそう言った。

緊張しているのか、少女は言葉は出さずに頷いた。


「宿屋の女将宛ての書状を持っていきなさい。宿代はこちらで3日分持ちましょう。探し人については、該当者が来ていれば、教えてくれるかもしれません。」

少女に宿屋の女将宛の手紙を持たせ、城の門のところへ転送した。


さて、緊急対策をする為に要人達を招集しなくては・・・。











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