卒業式 先輩を見送るときににて
ふと
死を思ふた
自分の好きな人が旅立つとき
それは
辛いかね
それは苦しいかね
道に迷えばそれは見えるかも
そうして薬を飲んだ
何も起こらない
自分の目の前が暗くなって
いつものように会っていた
あの好きな人にも会えなくなる
仲間にも会えぬ
死を思えば
すぐ怖くなる
そして朝日が昇りつつ
人へ勇気を与えてく
よし、今日も生きよう
新たな道を切り開いて
送ろう
世話になった分だけ
言葉を花束のように華やかにして
そして今日の自分に心を膨らませた
卒業生は今日学校の目の前で
明るく笑顔になっていた
今日は一年で一番の快晴だ