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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

一心同体の魔人 ─魔剣と少女、Duoが奏でる冒険譚─

作者:Ayuwan

 アースティア。

 ここは神も悪魔も存在しない、想像主たる四元素の恩恵を受け、成り立っている世界。
 そしてこの世界は今、定められた理により『滅ぼす者』がもたらすという『滅びの時』が始動。
 存亡の機を迎えようとしていた。

 そんな時、ひとつの意識が目覚める。

(そうか。今の俺は人間じゃなくて“黒い剣”なんだな……?)

 そう。今の“彼”は、漆黒の魔剣と呼ぶに相応しい存在となってしまっていたのだ。
 以前の記憶を一切失い、途方にくれた“彼”は、この世界で在る為に、自分の存在意義と目的を欲し、行動を始めた。
 その最中、ひとりの少女と運命的な出逢いを果たす。

「私、もうひとりぼっちは嫌だ!」

『じゃあ契約しよう。俺に身体を貸してくれ。代償として、俺が君の家族になってやる。俺が君とずっと一緒にいてやるよ』

「本当に?」

『ああ』

「その契約──のった!」

 そして強大な力を持つ“彼”は、彼女と交ざり合い、ふたつの精神がひとつの身体を共有する存在。
 『一心同体の魔人』となったのだった。
 紅と青。オッドアイとなった悠久の二人組。『Duo』は、未曾有となる漆黒の魔剣の力を振るい、世界アースティアの歪んだ理を覆す冒険譚を奏で始める。

 ふたりが行き着く先にどんな結末が待っているのか? それは何者にも分からない。

 “彼”が手にする漆黒の剣でさえも──

 Let's go on an unknown adventure. My master
 【未知なる冒険へと参りましょう。私のマスター】

 おぼろげな姿、黒髪の美しい女性。その口から声にならない言葉が発せられる。

 うん、行こう。

「そしてこの世界の全ての理不尽。そんなもん、俺達『Duo』が魔剣で片っぱしからぶっ壊してやる! きっと、その為に今の魔剣(俺)があるんだ!」

 冒険は始まる──

 ───

 so. Eventually you will be strong
 【そう。やがて貴方は至強に至るでしょう】

  Everything for that time
 【全てはその時の為に】

  Good luck with My master
 【ご健闘を。私のマスター】

 ───

 漆黒の剣。

 果たして“彼”は運命に抗う為に現れた存在なのか。

 それとも──


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エピソード 201 ~ 216 を表示中
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