表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/216

世界観、及び世界設定の紹介

 本作品の世界観、及び世界設定。


 ※基本的には剣と魔法。中世ヨーロッパ風の世界観を背景とした冒険ファンタジーです。


 ※アースティアと呼ばれるひとつの世界が物語の舞台となります。


 ───


 アースティア。


 その世界の始まりは何もない無の空間から、四大元素となる者が天地を創造し、その恩恵の元、今のアースティアという世界が(かたち)を成している。


 世界を創造した四大元素。


 即ち、風・水・火・地。四属性の精霊の事を示し、それに加え、(れい)※の精霊となる存在があり、それが四精霊達が創造した世界に生命を与えたとされている。

 ※白と黒の精霊ともいう。


 アースティアの人々は他の多種多様の精霊と混濁こんだくさせぬように、()の四つの精霊を『大精霊』と呼称し、他と分別した。


 ※れいの精霊がアースティアの世界に生命を創造した時、同時に四つの精霊。即ち、四大精霊を護る者としてある存在を創った。


 それが『守護竜』──このアースティアの世界に於いて、最も強大な力を持つ存在。(ドラゴン)の祖となる者達である。


 だが、(しか)(のち)『守護竜』という存在は、大精霊達の想像を超える程の、あまりにも強大な力を持つ存在であったが為。その力を持て余し、大いに怖れた四大精霊達は()の者達を討伐、あるいは封印などの方法を講じて、その守護たる任を廃した。

 代わりに人間以外の種族、妖精と呼ばれる亜人種などから選出され、その守護する任をになわせられた存在が、ぞくにいう今の『守護する者』である。


 ───


 ※この世界、アースティアに於いて、奇跡となる力。それは『魔法』だけで、またそれらの源は、四大精霊から授かる事になる各属性の『魔力(マナ)』から成す力のみで、それ以外には存在しない。

 即ち、このアースティアには『神』と『悪魔』は存在しない。

 それらは、あくまで人々があがめ敬う、あるいは恐れ忌み嫌う象徴たる想像上の産物でしかない。


 それにより、“死んだ者を生き返らせる”。


 つまり、『死者復活』のすべは、四大精霊と零の精霊の力を以てしても敵わず、それはこの世界に於いて、絶対に“有り得ない”と定義されている。


 ───


 ※『魔法』は大きくふたつに分かれており、魔法の詠唱を行う事によって大精霊達の魔力(マナ)を借り受け、具現化し、発動する物と、各大精霊達の(しも)に属する精霊を、現世(うつしよ)に呼び出し、その者が持つ力を行使する『召喚魔法』──その二種となる。


 ※この世界に於けるエルフやドワーフといった妖精等の亜人種の発生は、世界創造時の最後に、零の精霊がろうしたものが大いに影響された。

 つまり、その対極となった者によって、この世界にゴブリンやオークなどの邪鬼、または魔獣や不死者(アンデッド)等の『魔物』という者が存在するに至ったのである。


 以上を以て、この物語は剣と魔法。妖精や精霊。魔獣や悪鬼といった魔物との戦い。


 ──つまりは冒険ファンタジー。


 最後に。


 ──“白が黒に変わりし時。四霊より選ばれし代表なる者、罪枷の審器を用いて、黒き己が身と戦わん。それを以て審議と成す”──


 このアースティアに於いて、古き時から伝わる伝承を以て、この物語の世界観と設定についての説明の締め括りとします。



 ─────



 次は物語の舞台となる、今現在の世界情勢の説明となります。


 ───



      挿絵(By みてみん)



 世界アースティアに於ける、最も人間が繁栄する事になった唯一の大陸。


 ──ミーストリア大陸。


 各国家現状。


 ミーストリアに於ける国の歴史は、元来。遥か昔、不毛となる地に降り立った数人の勇敢な若者が、三振りの聖剣を用い、邪悪なる者を退けた。

 その(のち)擁立ようりつされ、人として初めての国家となったアストレイア王国が祖となるものである。


 ───


 最北。


 北方の三蛮国。


 それぞれ三人の王が治める蛮人族の三つの小国。非常に好戦的で戦争を好む民族の気性からか、常に闘争が絶えない。

 その昔、すぐ南に位置する隣国。ザナック王国と戦争となり、その長期化から、いつからか三国は同盟を結び、それに当たるようになった。(のち)にザナック王国が滅んだ後も、この友好関係は続いている。


 ───


 その下。ミーストリア北。


 ミッドガ・ダル戦国。


 北方の国、ザナック王国を滅ぼし、突如として建立された新生王国である。


 特記するのはその国が保有する兵士の圧倒的戦闘能力の高さにある。その事実もあり、今では隣接するティーシーズ教国やノースデイ王国に攻め入り、その何割かの土地の制圧を謀り、己が領土として吸収。今やこのミーストリア大陸に於いて、一番の大国アストレイア王国に次ぐ領土を持つ大国となり、軍事力に於いては()の国をしのぐとさえ噂されている軍事国である。

 また保持している軍団の全兵士の鎧が黒となる、または剣と鷹を象徴とした紋章を起用するなど、併せて有名となった記述もある。


 王──レオンハルト・ジ・ミッドガ・ダル。

 年齢─34


 ※下の名は建国時に、部下により勝手にそう命名された偽名であり、下の本名は明らかにされていない。


 また彼の部下には、戦国三将軍と称される勇将がいる。

 猛将エドガー。智将ストラトス。最後のひとりは女性である事以外、情報が追いついておらず、詳細は不明。


 ───


 その左下。ミーストリア中央西側。


 ティーシーズ教国。


 大陸中央に位置する宗教国。


 王制ながらも、ミーストリアに於いて、唯一神を崇める熱心な信徒達が集い、国を形成している宗教国家。

 大きくふたつに別れた組織によって国は運営されている。

 ひとつは建国以来ずっと世代交代を続けているティーシーズ王家。

 もうひとつは、水の大精霊の精霊石を奉納している神殿。

 即ち、水の大精霊を慈悲と恵みの“女神アクアビィテ”と称し、神としてあがめる宗教団体。


 ※本作中の世界観に神と悪魔という存在は実在しません。全て空想上の存在となります。


 王──ジオード・ジ・ティーシーズ。

 年齢─55


 女神アクアビィテ神殿。最高司祭──システィナ・アクエ。(女性)

 年齢─43


 ───


 その隣。ミーストリア中央右側にて東端。


 ノースデイ王国。


 大陸中央、最も東側に位置する王国。


 王家の血筋と血縁者である貴族を最も遵守じゅんしゅし、重んじる体制が垣間見える、厳粛な風土を漂わせる国である。

 とはいっても王国としての歴史は浅く、実質。現国王ラウリィの曾祖父にあたる人物、ゲラルト・ジ・アストレイアがその昔、左遷先の地に於いて異を唱え、独立したのが始まりとされている比較的新しい国でもある。

 現国王の風評はあまりかんばしくはないが、国の機能は取りあえず今のところ良好であるといえる。


 ちなみに領土内に火の大精霊。その精霊石を奉る、王国とは独立している別勢力。火の寺院が所在している国でもある。


 王──ラウリィ・ジ・ノースデイ。

 年齢─68


 ラウリィ王は老齢であるが、今年20なる王位後継者、アレン・ジ・ノースデイ王子が確立されており、国民の人望も厚く、彼の即位を誰もが待ちわびていると聞く。


 ───


 ミーストリア。南方西。


 ロッズ・デイク自治国。


 大陸。下方西の端に位置する国。


 港街が多く、商業や工作業が盛んで、最も経済が富み、それに伴い他国と比べて、文明的にも技術的にも一歩抜きん出た先進国でもある。

 最大の特徴は他国とは違い、王制による独裁国家ではなく、国民自らが代表者を決め、その代表者なる者達が行政を行う。即ち、ミーストリア唯一の民主主義の国だった。

 現在選ばれている代表者は、各大手商工会や某公安組織のトップなどから選出された9つの有力者。

 それらが組織する評議会が政治を執り行っている。


 評議会代表──ギュネウス・アンダーソン。

 年齢─53


また()の地には、領土内の何処かに、“桃源郷ザナドゥ”なる地が隠匿いんとくされ、その地に於いて、(いにしえ)の金色の(ドラゴン)と地の大精霊が存在するという伝承が伝わっている。


 ───


 ミーストリア。中央から南方。


 アストレイア王国。


 大陸のほぼ真ん中から南方の端まで。


 広大な領土を誇るミーストリア大陸一の大国でもある。


 また軍事力に於いても数千からなる騎馬隊を持つ正騎士団を始め、その下には更に五つからなる兵士団を以て編成された、最も強力で圧倒的な戦力を保持していた。

また、経済もおおむね安定しており、非常に好ましい国家運営状態といえた。

それも若くして国王の座を引き継いだ賢王と名高い、リオス王の手腕による恩恵なのだろう。


 王──リオス・ジ・アストレイア。

 年齢─24


 ※現在、正騎士団は団長であるこのアストレイアの長女で、姫君でもあるキリア・ジ・アストレイアの所在が不明で空席となっている為。騎士団としての機能は成してない。


 なお、このアストレイアの地に於いては、風の大精霊が所在しているとされており、それに関わるであろう四つの祭壇があちらこちらに点在し、またそれを護る森の妖精たる亜人種、エルフの集落も多数確認する事ができた。


 ───


 ミーストリア大陸から遥か南へ。


 南、最果ての孤島。


 大海に浮かぶ人が存在しない、いわば無人島。


 外界となる俗世ぞくせとは全く関わりを持たないであろう地。

 ただ、その土地はかなり広大で、住まう生物も多種多様だった。

 最も力を持つ存在はおそらく蜥蜴人(リザードマン)。だが、彼らは食欲に対しては貪欲だったが、縄張り争いといったものに全くの無頓着のようだ。

 現在は小狼鬼(コボルト)小邪鬼(ゴブリン)の一族達がそれぞれいきり立ち幅をきかせ、ふたつの亜人種間で、事あるごとにぶつかり合い争っていた。


 代表者──千年樹の英霊ロレント(仮名。幻影として現れる姿形は女性)

 年齢──不明。おそらく一千年は超えているだろう。


 ─────


 四大精霊、その現し身となる精霊石。及び現『守護する者』の所在地。


 風


 所在地──アストレイア王国領内。そこに点在する四つの風の祭壇のいずれか。


 守護者──妖精、亜人種のハイエルフ。 フォステリア・ラエティティア。


 水


 所在地──ティーシーズ教国、聖都クラリティ内にある水の女神アクアビィテをたてまつっている神殿。


 守護者──亜人種の獣人。 エリゴル・タランス。


 火


 所在地──ノースデイ王国領内。そこにある火の一族が治める寺院。


 守護者──亜人種、竜人(ドラゴニアン)族。 クリスティーナ・ソレイユ。


 地


 所在地──ロッズ・デイク自治国領内に現存するという以外は不明。


 守護者──名前と少女であること以外は不明。 テラマテル。


 れい


 所在地、守護者。共に不明。

 そもそもこのミーストリアに現存しているかの事実さえ全く不明。


 ───


 以上で物語の説明を終了します。


 これを以て、少しでも本作品に興味を持って頂ければ幸いです。


 よろしければ、ぜひ本編もお楽しみ下さいませ──




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ