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これ、伝説の勇者の剣かもしれない  作者: 東野ゆうや
ー序章ー
1/2

復活したかもしれない魔王を討伐するための旅が、今始まる

ー序章ー


かつてこの世界コンドームは、魔王バイアグラの手によって支配されていた。

轟く雷鳴、漆黒の雨、淀んだ空気、枯れた大地・・・、

そして魔王によって生み出された異形の生物:魔獣達の襲撃。

「魔の山」と称された巨大な山の上には魔王の居城がそびえ立ち、多数の魔獣の鳴き声が山全体をこだまする。

どれほどの力を結集させても、どれだけ強力な武器を作っても、魔王の元までたどり着けず、「魔の山」で返り討ちにされてしまう。

人々は常に恐怖の中にあり、そして誰もが人として生きる事を諦めようとしていた。


しかしこの世も終わりと思われたその時、立ち上がる者がいた、その名は勇者イキリタツ。

イキリタツは不思議な力を持つ剣を使い、魔獣達を次々と蹴散らし、あっという間に魔王の元に辿りつく。

そして・・・


バイアグラ「ぐぬぬ・・・、その剣は何なのだ?

      それさえなければ・・・。」


イキリタツ「覚悟しろ!魔王バイアグラ!!!」


バイアグラ「チィィィッ!」


バイアグラの放った無数の触手がイキリタツ襲いかかる!

しかしイキリタツはそれを軽やかに避け、そしてバイアグラに接近する!


バイアグラ「ぬぅぅぅ・・・」


イキリタツがその剣を抜いた!


イキリタツ「くらえぇっ!!」


そしてその斬撃がバイアグラをとらえる!


バイアグラ「グアアアアアアアアッ!!!」


イキリタツが剣を大きく振りかぶった。

すると剣が白く大きく輝き出した!


イキリタツ「これで、終わりだああぁっ!!」


そしてその剣を一気に振り下ろした。


バイアグラ「グアアアアアアアアッ!!!」


血の吹き出す傷口を押さえ、悶え苦しむバイアグラ。


バイアグラ「グゥゥ・・・、お前は、お前は一体何者なのだ!?」


イキリタツ「我が名は勇者イキリタツ!

      この世界に光を取り戻す者だぁ!!」


そしてイキリタツの振り下ろした剣がバイアグラを一刀両断にした。


バイアグラ「おのれ・・・、おのれええええええぇ!!!」


断末魔の叫びとともに、バイアグラの体は跡形もなく崩れ去った。

そして魔王によって創り出された居城も崩れ、消滅して行った。


こうして勇者イキリタツの活躍によって魔王は討ち倒された。


魔獣はいなくなり、青空が戻り、大地には命が芽吹いた。

長い暗黒の時代を抜け、ついに世界には平和が訪れたのだった。


人々は勇者を讃え、

そしてその活躍は街を越え、時代を越えて、伝説として語り継がれていった。


そして数百年の年月が流れた・・・

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