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2 ラグナ王国の侵攻
「敵の侵攻のしかたが変わったな。」
「ああ。南からの敵が少なくなったな。まあ南には都市があるし攻撃が無いに越したことはない。」
「それはそうだが、何かありそうだな
リグドとワーグナーは工房で会話をおわらせ、それぞれの仕事をしに戻っていった。
「ラグナ王国は何をするきだ· · · 」
リグドは短くそう呟いた。
「今日の授業はここまで。各自宿題をやっておくように。」
教室から教師が出ていった。そのとたん生徒たちが席を立ち、各々のやりたいことを始めた。友達と喋り始める人や本を読む人、そのまま帰る人がいた。
「アッドは今からどうすんだ?」
「何しようかな· · · 」
「暇なら今から公園でもいこーぜ」
「そう· · · しようかな。」
「どうしたんだ?」
「いや、今戦争で負けてるからさ· · · 父さんがちょっとしんぱいでさ。」
「そうか· · · まあ多分大丈夫だろ。」
「そうだな、大丈夫だよな。」
そう言ってアッド達は公園に向かった。しかし、彼らはその日ラグナ王国の攻撃の恐ろしさを知った。
これからもこれぐらいの短さです。すみません。