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金色の 菜の花畑の 向こうから    作者:
第2章 私は驚いている
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私は驚いている 10

それからまた通りに出てあちこち歩く。休んだおかげであまり疲れていない。

文房具屋さんみたいなところに入る。

 倫太郎君はノートやペンなどを注文していた。

 後で屋敷に届けてもらうらしい。

私は猫のイラスト付きのペンケースや小物を見ていた。どうも背が低くなっているせいか,よくみれないことが残念だ。そうしたら,いつの間にか坂木さんが来ていて見たい物をとってくれた。

「ありがとう」

「猫がお好きなんですか?」

「ええ。そうなんです。かわいいですよね。」


「いこうか。」

 倫太郎君に声をかけられたので,店を出る。

「疲れたでしょ。もうすぐお昼だから,この先のレストランに行こうね。」


 レストランは明るくてきれいなところだった。

 

「おすすめのランチA・B・C・・・迷っちゃう。」

「どれも美味しいよ。今日のおすすめなんてメニューもあるんだよ。」

 

「おきまりになりましたか?お嬢さんにはお子様ランチもご用意できますよ。」

 ・・・お子様ランチ・・・確かに見た目は6歳だから・・・いやしかし・・・むっとして,

「Aランチにします。」

 大丈夫か?と言う目で見られている。

 いいもん。・・・あれ?思考が60じゃなくなりつつある?・・・・

「僕は今日のおすすめランチにするよ。」


 結論から言えば,ランチは食べきれなかった。倫太郎君が手伝ってくれたので残すことは無かったけれど・・・少し悔しい。


 レストランを出ると,黒い車が止まっていた。

 私たちを見ると助手席に乗っていた人が降りてきた。坂木さんだ。

 後ろのドアを開けてくれながら

「どうぞ」

 と言う。

 

 車に乗り込むとすぐ神殿に向かって車が走り出すかと思ったら,


「学校を見に行こう」

 と倫太郎君が言った。


「倫太郎君が行く学校?」

「そうでもあるよ。」

「どういうこと?」

「倫子ちゃん、君もこの世界の学校に通ってみないか。」


「行くって?」

「低学園の生徒としてさ。」

「は?」

 

 私,大学,40年近く前に卒業しているんですけど。ついでに大学院も出ちゃっているんですけど。




ようやく第1部の第2章が終わりました。

次は3章です。

すごく楽しんで書いています。

これを予約している今日は,4月2日なので,どんな方々が読んでくださっているのか,(いや,一人でも読んでくださっている方がいたらうれしいです。)どきどきです。

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