駄文エッセイ:黒い人
最近は著者がムービーで本についてなにか言うというPRがある。つい先日まで他人事のようにそう思っていたのだけど、それが我が身に降りかかってくるとはまったく思っていなかった。ということで本のPRのためのムービー撮影に行ってきた。
なんの本かって、幸運にも菊地秀行先生や牧野修先生と競作させていただくことになった『ダンウィッチの末裔』(創土社)である。ついでに現在執筆中の次の本の番宣の分も合わせて合計で2本。
場所は浜松町にある都立産業貿易センター通称トサンボウと言えば、オタクなら分かってしまう建物。ぶっちゃけっとイベント以外でここにきたのは初めてであり、そんな小さな部屋まであったんだぁ……と思ってしまった。まぁ、考えてみれば当たり前。本来はそういう施設だよね。オタクイベントを開催するだけの場所じゃないよね……というもの。
しかし、左虹彩に問題があるために光に弱くサングラスをかけたままでの撮影は果たしてどうだったんだろう? しかも黒シャツに黒ジャケットという真っ黒な人状態。こういうキャラだよね……と段々言われてしまっているのに乗ってしまった感じではあるけど、それはクトゥルーミーティングに出るからであって、実際のボクは心も清らかな……そう、まるで天使のような美しき心根の持ち主なのに、どうしてこうダークサイドに陥ったジェダイみたいな感じになったんだ?
まぁ、もう手遅れですね。
作家の火浦功先生のように黒スーツにサングラスがトレードマークになるように、これからは頑張るしかなさそうです。
それにしても今回の衣装選びで思ったこと。
暖色系の色の服装が似合わなくなったなぁ……。