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私の彼  作者: みみたん
2/4

始まり

「よ、よろしく…」

「おう」

「クシュン!」

油断してクシャミが出てしまった

「雨も弱まってきたし私そろそろ帰るね」

私がくるりと向きを変えると後ろからバサっと何かが降ってきた

ビックリして振り返ると

「それ使えよ」

と言って、その人は走っていってしまった

頭に降ってきたのはマフラーだった

ふわふわしてて、いいにおいがする

心に暖かいものを感じた


そういえば、名前きいてないや。

明日、お礼言わなきゃ。

同じクラスだし、すぐ返せるよね



そう思ったのは間違えだったのかもしれない

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