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その後
俺は大学に進み、マンションの一部屋を借りて生活している。
それも、もう2年目だ。
ぴんぽーん…
珍しいな。俺に客だなんて。
「どちらさ…」
そこにいたのは、蓮也だった。
卒業式の時より、さらに背が高くなって今では俺と10㎝以上差があるようだ。
「よう」
「どうしたんだ?」
「今日から世話になる」
「大学か?」
「いいや、専門学校。でもここから近いとこだし」
「ふーん…一緒に暮らすのか?」
「まあな。いいか?」
「別にかまわないが、バイトでもして収入増やしてくれよ」
「了解!じゃあさっそく」
蓮也は俺を抱きしめ、
「いただきます」
「もしかして…それが目的?」
「それもある。でも一緒に住みたかったし」
「もう、仕方ないなあ」
俺は深い口づけをすると、蓮也と一緒にベッドルームへ向かった。
もちろん、俺が知らぬ間におねだりしていたのは言うまでもない。
本当にEND