五章 大切な思い出
中学生になった私はマリーとニコ聖職者と一緒にローラの店に行った。
「ローラいますか?」
中学校の制服を着たキャリッシュは店員を見て笑みならそう言った。
「ローラ?」
店員はキャリッシュを見てそう言った。
「私の名前だ」
ローラはそう言いながら厨房から出てきた。
「どうだ?ローラ。私、中学生になったんだぜ?」
キャリッシュは制服を見せびらかすように言った。
「そうか、中学生になったのか。似合っているな」
ローラはキャリッシュを見て笑みながらそう言った。
「友達か?」
ローラはマリーを見てそう言った。
「そうだぜ」
キャリッシュはローラを見て誇らしげにそう言った。
「マリーです」
マリーはローラを見てそう言うとお辞儀した。
「・・・そうか」
「?」
キャリッシュは少し不思議そうにローラを見た。
「キャリッシュは態度こそ荒っぽくてワルな感じがするが根は情に熱い良い奴だ。これからも仲良くしてやってくれな」
ローラはマリーを見て笑みながらそう言った。
「なぁ!私、勉強めっちゃ頑張ってるんぜ?三桁の掛け算ができるようになったんだ!」
キャリッシュはローラを見て笑みながらそう言った。
「三桁の掛け算か。頑張ってるんだな、えらいぞ」
ローラはキャリッシュを見て笑みながらそう言うとキャリッシュの頭を撫でた。
「三桁の掛け算なんて大したことないよ。私たち中学生だよ?」
マリーはキャリッシュを見てそう言った。
「いや!私、普通の掛け算も危うかったんだぜ!?それが三桁だ!すげぇだろ!?」
キャリッシュはマリーを見て必死にそう言った。
「全然すごくないです~」
マリーはおちょくるように言った。
「じゃあ!じゃあ!マリーは何桁の掛け算ができるんだよ!」
キャリッシュはマリーを見てそう言った。
「五桁は余裕だね」
マリーは自慢げにそう言った。
「五・・・桁!?」
キャリッシュは驚きながらそう言った。
「仲が良いのは微笑ましいがな、早く席に座らないと座れなくなるぞ」
ローラはキャリッシュとマリーを見て笑いながらそう言った。
「あぁ、うん」
キャリッシュが椅子に座ると両サイドにマリーとニコが座った。
みんなで飯を食べて祝いのケーキが来る頃、ニコ聖職者がローラに声をかけた。
「記念にキャリッシュたちと写ってもらっていいですか?」
携帯端末を持ったニコはローラを見て笑みながらそう言った。
「あぁ、構わんよ」
ローラはニコを見て笑みながらそう言った。
「おい、お前さんよ」
ローラは見習い料理人を見てそう言った。
「はい!」
見習い料理人はローラを見てそう言った。
「ちょっと写真撮ってくれ」
「はい!」
「親しい人が全員写ってこその記念写真だ」
ローラはニコを見て笑みながらそう言った。
「・・・ありがとうございます」
ニコはローラを見て嬉しそうに笑みながらそう言った。
ニコ聖職者には美容院に連れていったもらったし、メイクのやり方とかオシャレの仕方とか料理のやり方とか裁縫のやり方とか色々と教わった。
同級生たちと廊下を水浸しにしてスケートごっことか言ってバカやった時はメチャクチャ叱られた。
叱られるのも楽しかったし、謝った後にする雑談も楽しかった。
「ヤンチャなのはまだ許せます・・・しかし、他人様に迷惑をかけることだけは許しません!!」
ニコはびしょ濡れのキャリッシュたちを見てそう言った。
「さーせん・・・」
びしょ濡れのキャリッシュたちはニコを見てそう言った。
「人に謝る時はすみませんでしょう?」
「すみません!」
背筋を伸ばしたキャリッシュたちはニコを見てそう言った。
「はい」
ニコは区切りをつけるように手を叩きながらそう言った。
「では、体操服に着替えてきなさい。それからみんなで片付けましょう」
ニコはキャリッシュたちを見て笑みながらそう言った。
次回
六章 生まれ故郷へ




