最終章 戦いが終わった日
「新たに生存者を発見した。終了」
私はヒルデガルトさんの声を聴きながら目を覚ました。
「総長!」
イザベルはキャリッシュを見て心配そうに言った。
「・・・また気失ってたな」
キャリッシュはイザベルを見てそう言った。
「これは君が斬ったのか?」
烏輪の勇者、笠木 由佳は超高純度の聖陽水晶をキャリッシュに見せながらそう言った。
「どこに落ちてました?」
キャリッシュは由佳を見てそう言った。
「その爆発跡地だ」
由佳は金色に輝く爆発跡地を見てそう言った。
「じゃあ・・・私っすね」
金色に輝く爆発跡地を見たキャリッシュは由佳を見て笑みながらそう言った。
「なるほど・・・殿下が気にかけるわけだ」
由佳はキャリッシュを見て笑みながらそう言った。
「見た目はどんな感じだった?」
タブレット端末を持ったヒルデガルトはキャリッシュを見てそう言った。
「マリー・ヴィニ・ヘリズランドに似ていました」
キャリッシュはヒルデガルトを見てそう言った。
「強かったかい?」
「はい、それはもう。厄介な奴でした」
キャリッシュはヒルデガルトを見て笑みながらそう言った。
「よし、ついて来い。僕たちが乗ってきた車に乗せてやる」
ヒルデガルトはキャリッシュとイザベルを見て笑みながらそう言った。
神護国歴五十二年、十一月六日。
殿下に呼び出され、朝の五時半から華千﨑御所にある中央剣士団に行った。
調査隊隊長の猫耳さんも一緒だ。
「金輪の勇者キャリッシュ、魔塊眷属の初討伐おめでとうございます」
華はキャリッシュを見て笑みながらそう言った。
「ありがとうございます」
キャリッシュは照れながらそう言った。
「これからの活躍にも期待しています」
「はい!」
キャリッシュは華を見て笑みながらそう言った。
「で・・・落陽の勇者」
華はカスミを見てそう言った。
「は、はい・・・」
カスミは華を見てそう言った。
「今回の調査結果を両陛下は非常に重大なものであると考えています。二日後、両陛下があなたと御所本邸で会いたいそうですよ」
「は、はい・・・」
カスミは冷や汗を垂らしながらそう言った。
私は猫耳さんと一緒に中央剣士団を出た。
猫耳さんはなんだか死ぬほど緊張してる様子だった。
「あ、あのさ・・・これから一緒に飲みに行かない?打ち上げみたいな感じで」
冷や汗をかいたカスミはキャリッシュを見て笑みながらそう言った。
「そんな暇があるなら死んだ剣士を弔ってやれ。それでも七陽の勇者か?」
キャリッシュはカスミを見てそう言った。
「・・・」
カスミは驚いて黙り込んだ。
猫耳さんと別れた私は中央都市にある剣士たちが埋葬される墓地に行った。
墓地にある墓碑は全部綺麗で新鮮な花が挿してあった。
「あ・・・」
キャリッシュは第二十一期国外調査隊の墓に手を合わせる梨々香と華を見てそう言った。
「おや、もう来られたんですね」
手を合わせていた梨々香はキャリッシュを見て笑みながらそう言った。
「枕元に立たれちゃ怖いんでね」
キャリッシュは梨々香を見て笑みながらそう言った。
「エミリーもディビナもまだここにはいないんですよね・・・」
キャリッシュは第二十一期国外調査隊の墓を見てそう言った。
「はい」
梨々香は第二十一期国外調査隊の墓を見てそう言った。
「なんか、寂しいっすね・・・」
キャリッシュはそう言うと第二十一期国外調査隊の墓に花を一輪挿した。
「・・・では、お先に失礼します」
立ち上がった梨々香はキャリッシュを見て笑みながらそう言った。
「はい」
キャリッシュは梨々香を見て笑みながらそう言った。
「エミリー、ディビナ」
キャリッシュは第二十一期国外調査隊の墓に触れた。
「ヒルデガルトさんたちが必ず神護国へ帰してくれるからな」
キャリッシュは第二十一期国外調査隊の墓に刻まれた名前を見て笑みながらそうに言った。




