二十三章 激突、金輪の勇者キャリッシュ対魅惑第八番眷属マリー
マリーは人間として越えちゃいけないラインを越えた。
生かしてはいけない存在になってしまった。
「・・・」
鈍い金色の鎺、黒炭のような色の刀身に金色の煌く刃の刀、最上大業物金輪爆を握ったキャリッシュはマリーに向かって走る。
「死雷一閃!!」「金輪!英火花嵐!!」
死雷刀を握ったマリーと最上大業物金輪爆を握ったキャリッシュは互いに剣技を放つ。
轟音と共に広がる金色の炎の中を黒い稲妻が走って向かって来た。
黒い稲妻が手に触れた瞬間、手がひび割れた。
ビリビリと痺れるように痛い。
「カッカッカ・・・痛いだろう?辛いだろう?お前は私に触れることすらできないんだ。さぁ、私に服従しろ」
笑ったマリーは最上大業物金輪爆を落としたキャリッシュを見て笑みながらそう言った。
「ちょっと傷つけた程度ですごい喜びようだな」
キャリッシュは手を見て笑みながらそう言った。
「・・・」
マリーはキャリッシュを見て真顔になった。
「滑稽だぜ、ヘリズランド」
最上大業物金輪爆を再び握ったキャリッシュはマリーを見て笑みながらそう言った。
「その名で呼ぶな!!」
死雷刀を構えたマリーはキャリッシュを見て怒鳴った。
「死雷、天轟青閃!!」
マリーはそう言いながら凄まじい速度でキャリッシュに接近して死雷刀を振る。
「金輪!流火騒天!!」
キャリッシュがそう言いながら最上大業物金輪爆を振ると轟音と共に金色の炎がマリーに向かって流れるように飛んでいった。
「死雷、黒閃!!」
慌ててキャリッシュと距離を取ったマリーは死雷刀を振って黒い稲妻を纏った衝撃波を放ち、キャリッシュの剣技を相殺していく。
「金輪!金炎渦巻・突!!」
最上大業物金輪爆を握ったキャリッシュは金色の炎の刺突を放った。
「ッ!!」
マリーは慌てながらも死雷刀で刺突を防いだ。
「氷風!!」
マリーは凍てつく衝撃波を放ってキャリッシュを吹き飛ばした。
「・・・」
遥か上空まで吹き飛ばされたキャリッシュは地上の黒い稲妻を見ながら最上大業物金輪爆を握り込む。
「金輪!流華散炎!!」
最上大業物金輪爆を両手で強く握ったキャリッシュは力を込めて渦巻く黄金色の炎を放った。
「死雷、霹靂万雷!!」
死雷刀を両手で強く握ったマリーは死雷刀を一振りして凄まじい数の雷を放った。
私の剣技とマリーの剣技は凄まじい勢いで衝突を続けた。
そして、衝突し続ける剣技は大爆発を起こして聖陽水晶が辺り一帯に飛び散った。
次回
二十四章 目覚める金輪の勇印




