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幕間:第三話『ぜってー言うなよ‼︎』#1

アマンシア「そう言えば、ロドルフ先輩って、ピアスしてますよね」


レイモンド「あー、アレね」


アマンシア「レイ先輩もピアスしてますけど、あの真面目なロドルフ先輩がピアスなんて意外!」


レイモンド「俺も気になったから、聞いたことあるんだよ」


アマンシア「へー。まぁ、大きめで目立つから目に入りやすいですもんね~。で、何て聞いたんです?」


レイモンド「珍しいピアスだな。何のモチーフ?」


アマンシア「それだけ?」


レイモンド「あぁ」


アマンシア「で、ロドルフ先輩、何て言ったんです?」


レイモンド「『……祖母から』ってだけ!」


アマンシア「そっか…。お祖母様の形見だったんだ…」(さすが! 真似が上手いわ)


レイモンド「まぁ、代々受け継がれてるんだろうな。あの石、アイツの先祖が住んでた地域でしか採れないらしいぞ。確か…翡翠、だっかな~」

 

アマンシア「へー! 地味だけど、光が当たると透けて、綺麗だな~って思ってたんですよ。もう片方も虹みたいで綺麗な青色ですよねー」


レイモンド「あ~、カフの方ね。あっちは貝だってよ」


アマンシア「えっ⁉︎ アレ貝殻なんですか?」


レイモンド「詳しいことは知らんけど、このことは、ぜってー言うなよ‼︎」


アマンシア「な、何でですか?」


レイモンド「アイツ、ピアスの話すると、泣くんだよ」


アマンシア「えっ、ロドルフ先輩、泣くんですかっ⁉︎」


レイモンド「あーー、それはウソウソ。でも余計に喋らなくなる」


アマンシア「それって…いつものことでは?」


レイモンド「とにかく‼︎ ぜってーにあのピアスには触れるなよ」


アマンシア「そうですよね…大切な思い出の形見ですもんね。私、絶っ対誰にも言いません‼︎」

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