第17話 大宴会2
おはようございます。
投稿です。
「お、おねぇさま!女神チャウさまに抱かれているのはっ!?」
無言だった二が眼を輝かせ話し始めた。
「なんと愛らしい……」
三も思わず声が出たようだ。
「あれは伝説のヌッコさんでしょうか?」←二さん
「いや、違うでしょう?ネッコさまよ!」←三さん
「ネコよ」←一さん
ここで焦るユウバ。
《ち、ちょっとバトルゥ!女神チャウだったらぁ、白黒ネコが雷蛇って知っているはずぅ!》
そう思った瞬間、女神チャウと眼が合った!
◇女神チャウさま、もしくは『さん』な?了解?◇
突然の念話が直撃する!
強力な光りの矢のような念で、今まで感じたことのない念である!
強烈無比、意識がブレるほどの念である。
「《〔ひゃい〕》」
その圧倒的波動に声が裏返る。
そして、魔女回路だけに念を送る女神チャウ。
◇お前が村長の報告にあった魔女か?◇
〔!〕
◇存分に動いてよいぞ、ただし野心による殺害は許さん◇
〔混乱を歓迎すると?〕
◇この世界、簡単に混乱はしない◇
〔……どうだか〕
◇この世界は世界自体が女神なのだ、憎しみの争いを起こす者は、消える◇
〔変化をお望みかぁ?〕
消えるとは物騒な、と思いながらも相手を探る魔女回路。
◇女神は魔女の心も持っておる◇
〔まさか、お戯れを〕
◇魔女を知らずして女神は務まらぬ、お前の魔女の力、存分に示して見せよ!◇
ここで魔女回路は喜んだ。
公認だ!殺害以外は何でもありだ!
魔女は女神の見た目に騙されていた。
物質で小娘のような女神。
名ばかりだ、と思っていたのだ。
女神グネの間抜けた行動、その失態。
人族となんら変わりが無いではないか!魔力こそ膨大だがそれこそ、そこにいる雷蛇と同じではないか!
蔭でニンマリと口を歪める魔女回路。
この世界、我の手に!
彼女は知らなかった。
深淵より溢れ出す狂気の豊穣を。
恐怖のような愛情を。女神は確かに警告したのだ、私は魔女の心も持っていると、それは魔女でもあるぞよ、と。
歓声が聞こえてきた。
女神チャウを讃えるドワーフの村の住人達だ。
魔女回路は現実に意識を合わせる。
「ドワーフさん達、喜んでいるようですがそれ程までにいいことだったのですか?」
答えたのは一だ。
「はい、それはもう!我が女神チャウさまは4級神になられた。これでこの村も大きく発展します、領土が増えたのです!それと女神チャウさまの権限も!」
「4級神?階級があるのですね?」
「はい、10級から1級まで。1級の上は3つありますが同クラス同等なのです。希級、波級、鈴級この3つです」
「そしてそのクラス昇格には女神同士のバトルがあると?」
「はい、実際戦うのは契約した戦士ですが、戦い方がちょっと変わっています」
「《〔ほう?どんな?〕》」
「あ、今から始まりますよ!御覧あれ!」
「《〔!〕》」
前に出たのは村長カラビンと若いドワーフの二人。
周囲は100名以上のドワーフが酒を呑み、肉を食い大騒ぎである!
「「では我ら二人が、女神チャウを楽しませまする」」
おおおおおおおおおおっ!周囲の者達が叫び、大地を足で踏みならす!
「始めよ!我を楽しませよ!祭りじゃ!奉りじゃ!祀りじゃ!」
二人は、二手に別れ対峙した。
「父上!私が勝ったら、村長の座、貰い受けるっ!」
「小賢しいっ!勝ったら?その言葉自体、負けではないか!」
いつの間にか村長カラビンの後ろに列ぶ屈強なドワーフ達。
20名はいるだろうか。
若者の後ろにも、獰猛そうなドワーフが10名程列んでいる。
女神が采配を始めた。
「フィールドは岩場がよいな、手持ちは10枚、CとC+。R以上は使用不可じゃ!ゲスト枠は3とする!始めいっ!」
村長カラビンは静かに動いた。
「いつもの10名で勝負する、陣形は前列2後列3、前列は戦士2、後列は中央が盾、右がアーチャー、左がウイッチ、行くぞっ!」
一方の若者は騒々しく動き出す!
「お前ら行くぞっ!年寄り共を追い出し、新しい街を作る!陣形は打ち合わせ通り、前列3、後列2、前列は盾2、戦士1、後列はウイッチとヒーラーだ!」
「「バトルッ・ゴッデス!」」
各戦士達は、ある者は砕け散り、ある者は燃え上がり、ある者は風に斬られ、次々に形を変え、光りの球に身を変えた。
《な、何あれ!?》
驚き固まるノーマルモード・ユウバ。
光りの球は、村長カラビンと若者の周囲を回り出し、それぞれ10枚のカードになった。
呆然とするユウバを見て、一がニンマリと笑う。
「あれは、力のカードです、あの力のカードを使い勝敗を決します」
今回はここまでです。
次回こそバトルの説明を!
次回投稿は未定です。




