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赤い目の少年冒険譚 (2025.05)  作者: MAYAKO
第一章 四月世界

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第50話 雷帝と雷神王    

投稿です。

今日はバイトお休みでした。

日中は椅子に座ってポチポチ文章作り。

夜はお散歩です。

こちらは花火大会、ちょっとだけ見に行きました。

とても綺麗で、感動しました。


 はたして、キレれたのはどっちだったのか。

 いやどちらが先だったのか。


 そこに現れたのは、イッカイと雷帝だった。

 雷帝はドリの前に立ち、イッカイは響弓騎士団員5名を吹飛ばしていた。


 一瞬の雷光、雷は建物の避雷針に吸い込まれたが、その雷鳴は大地を揺るがし、人々は身を竦ませた。


「よう、雷帝殿」


「おう、イッカイ師匠!」


「師匠?」


「オレに魔力制御、教えてくれるんだろ?なら師匠だ(オレの方がつええええけど)」


「……今なんか呟かなかったか?オレの方が、なんちゃらとか?」


「さあ?」


「まあ、いい、そこの魔法使い酷い怪我のようだが、ちょっと待ってな」


「?」


「こいつら、捨ててくる」


 どでかい手で5人を掴むと、ぽーい、と瓦礫の山に向って投げ捨てた。


 それを見て、辛うじて立ち上がろうとするドリ・リリイ。


(こ、皇帝陛下!?み、見間違いじゃないよね!?こんなデカブツ、他にいないよね?あ、一の君くらいか?)


 などと不謹慎なことを考えながら身を起こし、半ば立ち上がろうとするドリ。


(へ、陛下の前で……ぶざまな姿は……第六国境警備隊の恥だ……なんで、こ、こんなところにいるのよ!陛下は!)


「ううっ」


 あまりの痛さに立ち上がれないドリ。


 顔は腫れ、唇が切れていた。

 よく見ると、膝に鋭い瓦礫が突き刺さり、突き抜けている。


(あ、これヤバイかも……)


 すーっ、と貧血を起こし、倒れていくドリ。

 元々重症で、医療ポッドとの相性が上手くいかなかった。

 そこで、雑貨ド・ゴンザへ回復薬の購入へ向う途中だったのだ。


 どうも遙か先祖にバンパー(作者注:吸血鬼の一種です)がいたらしく、一部の治療が無効になるのだ。


(吸血鬼だったら、凄い回復でしょう!?なんで弱いところばかり出てくるのよ!もーっ!)


 遺伝して欲しくないモノほどよく遺伝する。

 あるあるである。


(ああ、もうそろそろ地面に激突だ……隊長、ごめんなさい、ドリは役立たずですぅ)


 上級貴族のガキどもに弄(もてあそ)ばれ、膝は壊れ、唇は切れ、後頭部強打で、もうダメです。

 本当は殴られたとき、前歯が1本折れましたが、それは恥ずかしいので報告しません。


 ……うう、いたいです。


 でもこちらから手は出しませんでしたよ、彼奴ら隊長を潰すのが目的なんですから。

 うちら、第六は平民あがりが多い、あのガキどもは第六の活躍が気に入らないのよ。


 何かにつけて、絡んでくる元老院や貴族達。


 今回の件は、第六を潰すいい口実なのよね……どう対応したのが正解だったのかしら?


(ああ、顔の怪我、痕が残るかなぁ……歯はどうしよう……ぐすっ……)


 今更になって、涙が零(こぼ)れたきた。


「んっ!?」


 ふわり、と誰かに抱き留められる。


 そして伝わる筋肉の動き。

 しっかりした腕、微動だにしない安定感。

 ドリは安心に包まれる。


「……大丈夫かぁ?ドリ?」


 ドリの顔を覗き込む鬼のような仮面。

 その目は赤く、ルビーのよう。


(赤い眼?うわぁ睫長っ!私より長いなんて、ゆるせん!)


「……だれ?」


「オレだが?」


 この時、若は完璧に白黒ネコの意識であった。


(あ、やべー今は人バージョンだった!こ、こんな時、なんて言えばいいんだ?)


 若は思った。

 こいつ、オレと同い年くらいか?


「雷帝くんだ」


「え?」


(らいていくん?……雷帝!?)


 痛さも忘れて、飛び起きようとするが、少し動いただけで、全身に激痛が走る!


「うっ……しくしく……」


 再び涙が溢れ出た。


(雷帝……正体不明の国民的英雄、スノーホワイト国の守護者、遠雷と共に現われる英雄……ど、どうしよう……今、私の顔腫れ上がって血だらけだ……身体だって……なによ!この出会いっ!)


 密かに憧れている雷帝。

 今回も噂だが、一人でレッド・ブーツ帝国の大軍を止めたという。


(そ、その腕の中に!?わ、私が!?)


 せめて、前歯は隠したいっ!

 そう思うドリだった。

次回投稿は未定です。

ああ、明日からまたバイトです!

頑張って旅費、稼がないと!

投稿は2,3日おくれるかも知れません。

はい、行きたいのです、COMITIA153

無理だろうなぁ。

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― 新着の感想 ―
テンポ感がいいですね。 カードのお話もとても斬新でした。 それぞれの国に白(スノーホワイト)や赤(レッドブーツ)といった色が入っていますが、由来はあるんでしょうか??
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