第131話 好感
おはようございます。
投稿です。
「ミケ、これからどうするのだ?街に寄るのか?」
「いや、ここは素通りするよ」
「なんで?ユンの街は大きな街だぞ?色々と物流も、美味しいご飯もあるぞ?この地方では一番の街だぞ」
「カラビン村長が落ち込んでいてね」
「ああ、潜入、工作員か?まぁユンの言いぐさだと、気づかない方が悪いとか?」
「アンちゃんはそう思うかい?」
「愚問だな、騙す方と騙される方、どちらが悪い?騙す方が100悪い、当り前のことだ」
「騙される方は注意が足りないとか思わないの?」
「思わん、騙す方は悪意だ。まぁ騙された方は状況次第だな、どちらにしろ騙す方が悪い」
「なるほどな、俺もアンちゃんの答えに賛成だ」
「……」
「どしたん?アンちゃん?」
「こいつはユンの考え、政策の推進者だ」
「へぇ、そうなんだ」
「私としては、気にくわない、他者を騙すという行為は」
「まぁ見ても聞いてもイヤな話しだよな」
女神ユンが推進しているのかぁ、と考える雷蛇。
女神とは?自身の眷属さえ繁栄すれば、それでいいのか?
協力しあえることは出来ないのか?
カードバトルの優劣、形を変えられないか?
そう、雷蛇としては、村長に酷いことしやがって!と内心、怒り漲らせているのだ。
籠手や弓、剣を見ればわかる。
一生懸命、物作りをしている職人なのだ。
それを欺し、利用する?
ダメだろ、そんなことしたら!
「気が合うな?ミケ」
「そうか?」
「もう一回刺しとこ」
ぶしゅ!
「ええええええええ!?」
再びガ・ロウに剣をブッ刺す戦女神のアン・アーオン
「これで半分の半分、えっと……」
「……四分の1」
「そうそれ!私、分数苦手でね」
おいおい、大丈夫か!?よくこの仕事、務まるなぁ!?
「そ、そんなにブッ刺して、ガ・ロウ大丈夫なのか!?」
「まぁ、2回も刺したから、苦労はするだろうねぇ」
「うわっ」
思わず声が出る!
「でも、大丈夫だ」
何故大丈夫といえる?
ステータス半減どころか更に半減!?獣人族とはいえ、大変なことでは?
「この剣のペナルティ、反省さえすればすぐ元に戻る」
「へぇ、そうなんだ」
「ただ、その反省のレベルが高くてねぇ」
「え?」
「自己犠牲を越えた自己犠牲を納めれば、元に戻る」
「?」
分からん!
「自己犠牲は、己を殺すことだ、それではダメだ。己を活かして他者も活かす、その上で己を滅する、これができるように成れば、反省と見なしステータスは元に戻る、らしい」
「らしい?」
「実はむずかしくて、私にも分からんのだ!」
……アンちゃん、ワルキュレーに向いていないんじゃね?
そう思っても口には出さない雷蛇。
学習、学習!である。
「できた人はいるの?」
「いる、だが少ない」
そう言ってコジリンを見るアン・アーオン。
「この者は、親に捨てられ、蟲共に喰われ忌み子扱いされた。世界を恨むのは当然であろうな、殺意を撒き散らしても、誰が否定できよう?」
「……でも、コジねぇは」
「ああ、この者は心身ともに壊れて不安定だが、それでも他者を信じて生きようとしている、私はこの者か好きだ。好感が持てる」
「……ありがとう」
「ん?なんでミケが礼を言うのだ?」
「コジねぇは身内だ、仲間だ!戦女神であるアン・アーオンの言葉、嬉しいに決まっているだろ!」
「おお、そうか、ミケもコジリンが好きなのだな?ははっ私もミケに好きだと言わせたくなったぞ!」
「ええっ!?」
今回はここまでです。
次回サブタイトル、投稿未定です。
三行くらいしか出来ていません。
毎回ご愛読ありがとうございます。




