レールガン
「お姉ーさま!」
隣で随分キマッた若者がレールガンと会話している。
心の中だけにしときなさい。
幼稚、
子供、
ゲコ太、
「ゲコ太悪くねーだろーうーー!!!」
嫌だなぁ………。
自分の台が連チャン中なのに嬉しくない。
係わりたくない。
でも案外こういうのが友達になるのかもな。
会話の感性は合うし。
いや、声には出さんけど。
ほどなくして若者のレールガンが当たる。
「うきゃきゃきゃきゃーーー!!」
人の姿も保てなくなったか…。
いやいつもの化生じゃなくて人ね。
人らしくないだけで…。
無事?自分の連チャンも終わり、友達を見捨てて交換して本屋へ向かう。
最近買っても読めない。
けど欲しいから買って積ん読いき。
心に好きを作りたくないと言えば聞こえはいいが、ただの惰性、現実の干渉で浸れなくなった、絶賛追い詰められてるのんのん♪
俺はMじゃねえんだよ。
本屋で適当な文庫をタイトル買いする。
だいたいこんな買い方だ。
明日は「裏ピ」の新刊か。
また街に出てこねーと。
でも久しぶりにアマプラで映画を観られた。
「ダークナイト」
断片的なネタは知ってたけど、 本編は初めて見た。
ジョーカーの一人勝ちやんw
トゥーフェイスがイカレちまって、まあ。
運に取り憑かれたか。
分かるけどな。
坊や哲の、空襲の時に逃げんかった爺さんとか、カッケー思たもん。
運が悪けりゃ死ぬ。
最期はみんな運が悪くなって死ぬ。
人が死ぬのは悪の関与があるやったか(零崎さん)
死なない不死者は運が良いんだろうさ。
もしくは運自体を持ってない。
アカシックレコードに記載されてない存在がバグか、記載抹消されたか?
なにやらかしたら抹消されんだよw
(狐面の男)
まぁ、
居ようが居まいが興味ない。
変態は間に合ってるし。
零崎双識の普通の格好をしようとする動機は、今となっては切なく感じるな。
殺人鬼やけど。
さて、桃の香りがする文庫本のコーナーから立ち去るとしよう。
その果実はエデンの匂いか、不死者の誘いか。
桃源郷も大概なとこなんだろーな。
視えたモノは無かった。
匂いだけだ。
というか君はホントにドジっ子だな。
ヨシヨシしてやりたい。
おっ!
良かったな。
幸せが小さくても、いつか笑った顔が見れたらそれでいいや。




