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パトリオットミサイル




愛国者仮面の 日本版みたいなヤバイ奴がいた。

仮面はしてないけど、その眼光は鈍い光。



日の丸鉢巻きに、日の丸Tシャツ。

中肉中背の中年の男。



すれ違うのにも気をつけないと………。

下を向き気を入れ直す。

顔を上げて前を見ると、そこには誰も居なかった。

愛国者仮面など居なかった。

誰も居なかった。



「良かった………。まだそっちの方が良かった。怖いのは見たこと無いけど助かった。………仕事の前のプレッシャーを和らげようとして、笑かそうとしてくれたんかな………。ある種のガーディンか、ありがと。」







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