表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
80/425

歓喜の歌



第九がお出迎えってか。





おっ。


久しぶりやな、柏手のヤス。


もう、ビビらんけどな。




つか、これこそ構ってくれーの最たるモノやと思うけど。






ああー!!






と、絶叫する若者。


まだ苦悩と絶望が足らん。


眼の奥が笑とるど。


マンドラゴラになってみるか?






同情も怒りも端に置く。


落ち目には辛く当たる。


世の習いや。


そやけど、自分の番の時泣きなや?






目の前から黒いコートを着た人が歩いてくる。


視線を外して戻したら居ない。


わき道も無い一本道なんやけどな。


これだけ、くっきりハッキリしゃっきり視えたんは初めてや。






世に恨みなく行きたいもんですな。


無理か。

























評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ