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カアカアと世直し
地下で烏がカァと鳴く
カァと返して世直しとした
吹き抜けでポケット
1人くつろぐ
地下で綺麗な音楽が流れる
おそらく俺にしか聴こえない音
観音とも違う綺麗な音
打ち消す歌を歌う
ダミ声で調子外れに歌う
最低限は動いた
動かせた
狂咲いが出る
可笑しくて仕方なかった
電線にデカい化烏がいた
鳴かずにあらぬ方向を見ていた
何処かで誰かの声がする
何もなければいいのに
何かしなければならない事なんて無いのに
誰かが怒っていたけども
的外れに向けられても駄目だ
その足元でクスクスと嗤う烏がいるよ
それが見えないんじゃ足を掬われて利用される
クワンイェ
食べる時は?
「頂きます」
「ご馳走様でした」
青臭い気を貰うのでした
鬼を見るのは初めて?
とっくり見ておくれ
ぉだいは頂いたから遠慮すな




