虚ろを唄う
曇天の空
見上げていると
ぽつりぽつりと雨粒が顔に当たる
ザッと一気に来た
慌てて屋根の下に避難する
ごろごろごろ
カッ!
稲光が横に走る
ドドーン!
遅れて爆音が鳴り響く
近いところに落ちたようだ
ここでも危ないので地下に降りた
遠くで雨音が響き
少しの涼しさで肌寒くなり
熱いお茶を自販機で買い啜る
美味い
3年ほど前
妖怪の類を視だしてから、体が冷えるようになった。
ある種分かりやすい。
異常な暑さも心地良く
お腹の底は冷え切って
片目を逸らせば、ほら
何かが影が
スルリと移動した
視ようとすれば視れるのか
確信は無いけども
それでも感知はしている
夏はホラーだったわな、縁無かったけども
外の雨に影響されたか、嵐のような展開
出し惜しみ無し
ローレライを、
ハミングする
口ずさむ
リズムに乗せる
掛かるプレッシャーを0にする
全盛期は過ぎ、追われる立場になったけども、一時の歌で、その感覚を一時的に取り戻す。
それでも嵐は止まない
追われて万策尽きる
今来られたらお手上げだ
しかして、ひととき嵐は止んだ
また、助かった。
嵐は止んで、神風が吹いてくれた。
足らないけども、自身はやり切った。
これ以上は動けん。
歌えばいけるが、恐らく倒れる。
だから後はノソノソ動いた。
万感の想いを胸に退勤。
全力を出し切ったなら悔いは無い。
七夕。
おっちゃんが笹の葉にぶら下がった短冊のお願いを見ながら一杯ひっかけていた。
優しい笑顔をしていたので、老いるのも悪くないもんだと思う。
果たして老いるまで生きてるかは怪しいけども。
スーパーに寄る。
お盆が近いので、お供え物が安かったので自腹で購入。
身内もそうでないのもお供えをして線香を上げる。
1日ぐらい。
1日ぐらい何もない平和な日があってもいいのになと祈る。




