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後ろを見れば
黒いベンツ。
窓に大きな一つ目が視える。
余り良いものではない。
調べる。
一つ目小僧。
帳面にその者の不備を記載し、それに応じて制裁を加える。
閻魔みたいな奴やな。
それで、アレに憑いているのがだいぶデカい。
じゃあ、あの車、相当やべぇんだろさ。
段々と蔓延りだした闇夜を照らす為の一つ目か。
必殺仕事人みたい。
自分の影を視る
シュッとして、だいぶスリム。
大事な物から要らないものまで、だいぶなくくしたもんな。
いつもの商店街
寂れた景色に、まばらな人達
なんだか気になって、後ろを振り返ってみる
すると、七色の景色と大勢の人達がいた
鬼に骸骨、狐に蛇、人外の面々、諸共合わせて、全員満面の笑みで手を振っている
──いつか、いつかの世界を視た
終わっても良さそうな締め方でした。




