368/442
坊や
随分と可愛らしい坊やを見る
生意気で物騒なのが増えている中で、珍しく小学生している坊やだった。
少し心配になるも、それもまた人生と思い直して歩く。
あの術師を思い出した。
桜が咲いております
懐かしい葛飾の桜が咲いております
だったか、商店街を抜けた通りの桜が七分咲きだった。
余り喜びというか、春の実感が無かった。
気温とか季節感とかもあるけども、父が亡くなってからまだ3ヶ月しか経っていないのだけども、なにか現実感に欠けていて、桜もそういう感じで希薄に見えた。
イヤホンを外して通勤路を歩く。
鳥がピーチクと鳴いていて、久しぶりに聴いた。
幼少の山を思い出して、少し季節が戻った気がした。




