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一端

浮浪者を汚らしい感じでまじまじと見た若者がいた。

ヘラヘラした不快な若者だった。




何を支えに生るべきか、少し悩む。


介錯の刀も蹴って寄越されて、守るべきハズの者がそうでは無い。

ズッ友は追分で別れた。

あるのは狂人ばかりの宴。

体の力が抜けて目が霞む。

生きる意味ねーよな。


刹那。

それでも思い出した。


あの時の手押し車をヨチヨチと押して一人帰る爺さんの背中を思い出した。

思い出した。

バックボーンも物語も知らん。

切り抜きのようにそのシーンだけがフラッシュバックする。




壁を3回掌底でどつく。

甘い悩みやと思って気合いを入れ直す。

怒りに近い気合いが入った。


お陰様で最後までイケイケでやれた。




珍しくフォークを流しっぱにする。

よく知らないけど染みた。



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