361/443
死神、マーラー、イマフレ
毎度毎度よう突き合わせる
鏡を挟んだように向かい合う
死相の出た顔が此方を覗き込む
でも顔は視えない
口元だけが裂けたように笑う
睨み返す
飲み込まれないように気を張る
張り続ける
毎度毎度飽きずに纏わりつく
脅して透かして持ち上げて
殺しにくる
たまに実体の影を纏って眼前に出たのは3度ほど
25、6の頃からずーと一緒。
今の職場についてからずっと
辞めればいいのにw
何時ものソイツは
昔の友の姿を借りて励ましてくれて
たまに駄洒落を飛ばして気楽にしてくれて
罪悪感に苛む時には死を勧めて来て
怒りに身を任せた時は後ろで羽交い締めして
珍しく気分の良い時は顔を出さない
引き時と押し時の分かる勝負師みたいな奴
だから、俺は睦っちゃんを笑えも恐れも出来ん。
ただ同病憐れむ気持ちで観てる。
それでも
誤魔化せない
千の仮面があっても騙せない
踏み台を用意して
背後に周り
突き落とそうとしてくる
顔が絶望で歪む
歪みのまま嗤う
いつか老人のように
救われる資格を失う笑い
正気に戻れば突き落とされる
写輪の目のまま正気の振りをする
温度計を見る
20℃あるのに寒い
死にかけてんじゃねーよ
目の前のソイツが呟く
誰のせいで。
苦笑いした。




