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ラピュタ
しゃんがしゃんがと鈴が鳴る
秤にひとつ金乗せて
かたや心を乗せて水平に
商談成立
よー!パンと一本締め
古い日本屋敷で暖を取り
極彩に彩られた家内で重湯を啜る
鬼と笑顔で談笑し
妖しいエロスが空気に満ちて
されど空かして煙を吸う
スパッと吐いたらひらひらと天井に
いつかのえんらえんら
お久しぶりですご先祖様
お変わり無く
此方はあいも変わらずです
カツンと火の粉を落とす
口が裂けて口角が上がり
瞳の色が鋭く変わり千里を刺した
まぁ一応やれたかとホッとする
一服つけてお暇こいて
頭を下げて口上ひとつ
雪がちらちら降るもんだから
持って行けとありがたや
赤い番傘開いて差して
少し暖かい雪間を歩いて帰る
目を瞑っても明るい夜
静かに歌うので
大人しく楽しげに聴く
なんだか幸せな気がした
なんて幻想した。
綺麗な色した家だ。
家人がいたらあんな感じだったんだろな。




