表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/425

だんだらり




白い雲を引き延ばして溶かしたような水色の空。

お陰で雲ひとつない空。

日向ぼっこしていると少し暑い。

嫌な暑さじゃないからいい。


ゆっくりと自転車が前を鬱ぐ。

害意は無いけれども少し鬱陶しい。

避けて誰も居ない路地を歩く。

ビュンと歩幅が上がる。

人にはリズムがあって合わなかっただけ。

ただの偶然。

その偶然には悪意を感じるけど。

この意図は蜘蛛じゃないよねぇ。



古い民家が並ぶ路地に入る。

人は見かけない。



おわっ!!



顔の少し高い位置に窓を開けて煙草を旨そうに吸うご老人がいた。

びっくりした。

ちょっとホラーだったよ。

火の元に気をつけてな爺さん。



閑散とした商店街だが、余り寂れた雰囲気は無かった。

人が笑顔だ。

平和な休みだ。

と思ったら、きゃっちーな人に足を止められる。




捕まえ方と笑顔恐いなこの人………。

今度から気をつけよう。

でも疲れがどっか飛んでった!?



ああ、あっちに憑いたんか。

お疲れ。


平和な気持ちがどっか行った。




家に着いて、ちょうど競馬の時間。

どれどれ。


音が小さい

テレビのボリュームを上げないと。

ふん、十分大きいじゃないか。

意識が遠いのか。

南無三。


気がつけば陽が落ちていた。

競馬の結果を見てみると外れていた。

レース見たかったな。


晩ご飯の仕込みをする。

陽が落ちて夜にかかる18:00ぐらい、辺り一帯が藍色に染まる。

お気に入りの時間だ。

少し体調を持ち直した。











評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ